柔軟性に欠ける私、の話。

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Nice!

これまた去年の話ですが。

12月、実家からミカンが大量に送られました。
年内に食べ終わるには、1日1人何個食べればいいのか考えました。

別に年内に食べ終わらなくてもいいんだけど、
いつ食べ終わるか分からない状況が不安だったので、
年内に食べ切ろうと決めました。

でもかなり大量だったので、年内は不可能かな〜
って思ってたら、夫が「ご近所に配れば?」と言いました。

なるほど。でも私は、他人に何かあげるのは好きじゃないんです。
(ケチなわけではなく・・。それについては別の機会に書きます。)

しかしどう考えても食べきれない量なので、よそに配ることにしましたが、
ご近所って、どこまでがご近所なの?
まずはそこで悩みました。

考えても答えが出なかったので、
配る対象を「(幼稚園の)バス乗り場が同じ子のお宅」としました。

これなら対象者が明確だし、バス乗り場で必ず会うので渡し易いし、
同じアパートでよく会う人なので話し易い。

対象者(AさんとBさん)のミカンを2つの袋に詰めました。
でもここで、また悩みました。

Aさんは4人家族。Bさんは5人家族。
家族の人数が違うのに、同じ量だと変ではないか?
Bさんには少し多めに入れたほうがいいのかな?
でもどれぐらい多めにすればいいの?

悩んだ末、1人3個食べると仮定して、
Aさん宅は12個、Bさん宅は15個にしました。

朝、バス乗り場へ行く前に、「ミカンを渡す予習」をしました。
通常の日課にはない行為だからです。
いつもと違うことをする時は、予習しておかないと、本番でパニックになってしまう。

渡した時に相手から何を言われるか予想しておいて、
それに対する返答をいくつか用意しておきます。

これを何度もシミュレーションして暗記した上でバス乗り場へ行きました。

しかし、予想外のことが起こりました。

同じアパートのCさんが、ゴミ出しの途中でそこを通って、
Aさんたちと立ち話をしていたのです。

Cさん分のミカンを持って来ていないのに、Cさんがいる。
Cさん用の会話の予習もしていないのに、Cさんがいる。
どうしたらいいのか分からず、オロオロしてしまいました。

けっきょく2人にも渡しそびれ、そのまま家に持って帰りました。

その話を夫にすると、

「とりあえずAさんとBさんに渡して、“Cさんもよかったらどうですか?後で持って行きますよ”って言えばよかったのに」

・・・・だそうです。

うーん。
それが正しいかもしれないけど、柔軟な対応は私には難し過ぎます。

翌朝、再びチャレンジしました。
もしまた、2人の他に誰かが現れた時は、
夫に言われたセリフを言えばいい。今度は大丈夫。

そう思ってバス乗り場へ行くと、先にAさんがいました。
練習した通りに渡すことが出来ました。まずは1人無事終了。

次にBさんが来るのを待っていると・・・・

ここでまたまた予想外の展開。

いつも奥さんが来るのに、その日に限ってご主人が来ていました。

Bさん宅の一員には変わりないのだからご主人に渡せばよかったものの、
ご主人とあまり話したことが無かったので、緊張して渡せませんでした。
(後で直接家に行って奥さんに渡しましたが・・・・)

こうして改めて文章にすると、私って本当に柔軟性に欠けるなあ・・と。

でもこれが私なんだ。

日常のほんの些細な行為でも、私にとっては大イベントであるかのように緊張して、
迷ったり悩んだり動揺したり・・いろんなことがある、という一例のお話でした。