「エジンソンの母」 毎週金曜日 22時~
原案 … 山口雅俊
脚本 … 大森美香
プロデューサー … 加藤章一
演出 … 武藤淳 平野俊一 波多野貴文
監修 … 三浦俊彦 ( HP? 研究室? )
新番組の「エジソンの母」を見ました。
放送開始前の番組宣伝からは、なにやらスペシャルな香りがプンプンとしていましたので気になっておりました。
タイトルからして母親が主役なのかな?
ドラマの中では
「学習障害」「特別支援学級」などのセリフがチラッと登場したものの
”障害”のある児童という捕えられ方はされておらず、学校や保護者らから見た時 ”困った子”として描かれているように思われました。
殿父らのようなスペシャルズの親の視点ではなく、大多数の健常文化側からの視点に基づいて番組が作られていることは,改めて我が身を振り返り、置かれている環境や立場などを考えるのに、かっこうの教材になるような気がします。
1話の段階では発達障害という概念をドラマに持ち込んでいないところもいい感じです。
スタッフ陣を見てもスペシャルズ系はおられないのでは。
問題児とレッテルを貼られ学年主任から転校させられそうになったり保護者らから苦情の対象になったりと物語の展開にハラハラさせられます。
通常学級に在籍しているいないに関わらず、不本意にも我が子が”問題児扱い”されている親の気持ちを思うと、ついつい母親役に肩入れしまいそうです
が、うちの殿母はなにやら ご不満のようで・・・
殿母曰く 「ケント君の母は、学校に対して配慮が足りない」んだそうです。
「トラブルが発生してから『理解して下さい』なんて言うのは遅過ぎる!
事前に、理解して欲しいことを伝えていないから無理解を生んでしまっている。
結局、無理解で苦しむのは子供と親自身。
支援情報が正確に伝わらない可能性をふまえ、面談の時間がないなら親の側から子供の情報を学校にお手紙や電話で伝えるべき。」
だそうです。
なるほど! さすがです。
企業で盛んに言われる、”アカウンタビリティ”とか”コンプライアンス”のようなものが
殿父たちのようなスペシャルズの保護者にも確実に求められているのではないだろうか?
そんなことを考えさせられました。
まあ、まだ1話なので、今後このエジソンと母がどんな展開をみせていくのか?
そしてマジョリティの視聴者がどう受け止めていくのか? とても楽しみです。
「エジンソンの母」
オフィシャル・サイト
https://www.tbs.co.jp/edison-mama/
関連ホームページ
https://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=329726