賢いチンパンジーのアユムくんのニュース、見ましたか?
とっても興味深かった。
アユムくんは、「数字」の概念を教えられました。
(いったい、どうやって???)
1,2,3・・・と、いう数列も理解できます。
画面に1から9までの数字が、ランダムに配置された映像を
一瞬だけ見せられただけで、数字の配置を記憶していて、
塗りつぶされた数字の上を、1から9まで順に、
なぞっていくのです。
正解率8割だそうです。
これは瞬時に見たものを記憶する能力で、
原始時代、言葉を持たない人間の祖先も持っていたと
言われている能力らしいのです。
それ以外にも人間が言葉を獲得する以前は
視力もかなりよかったらしいし、
音を感知する能力もとても発達していたらしい。
しかし、このチンパンジーのアユムくんの記憶力・・・
すごいなあ・・・
でも・・・
・・・・・なんか、身近で見たことあるような・・・・・
本屋さんの漢字検定1級問題集を10分見ただけで、
家に帰ってきて、見たことも聞いたこともない、
その問題集の難しい漢字たちをノートに羅列するのび太。
一度通っただけの道にある道路標識を細部まで覚えているのび太。
5級の漢字検定を受けるときに、まったく勉強もせず、
心配だった「同義語、反対語」の表を直前にチラッと見ただけで
ほぼ暗記したのび太。
のび太は4歳ごろまでほとんど「会話」は出来なかった。
その頃までは、確実に「カレンダーサバン」だったのび太。
でも、療育に通い、次第に「会話」が出来るようになり、
激しいパニックもだんだん減ってきて、
研ぎ澄まされたようないわゆる「自閉的症状」が薄らいできた。
これって、もしかして、人間の進化をのび太一人で、
9年間に凝縮して体験してる?感じなのか?
なんて不思議で興味深い、のび太の世界。
のび太の才能、というか、アスペ的な感覚や才能というものは
元々、人間に備わっていた能力なのだ。
「言葉」か、「鋭い感覚」かで、人間は言葉を選んだのだ。
のび太、選べるなら、どっちがいい?
聞いてみたい・・・