のび太の願い

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Nice!

夕べ、突然、のび太が言った。

「学校の保健室の前にポスターが張ってあったんだ。
 30年間、タバコを吸った人の肺と、
 タバコを吸わない人の肺の写真があったんだ。
 タバコを吸ってる人の肺は、真っ黒だったんだよ。
 僕、お父さんの肺があんなになってると思うと、
 悲しくなって・・・うっうっうっうっ・・・」

泣いた・・・・・。

のびパパはタバコを吸う。

・・・と言ってもヘビースモーカーではない。

私は元々「煙関係」が大嫌いなのだ。

田舎なので条例で「野焼き禁止」と言われていても、
田んぼの隅っこで野焼きをする、のび太地方。

外に干している洗濯物に煙のニオイがつくと、
洗いなおすのだ。

中古CDなんか買うと、前にCDを所有していた人が
タバコを吸う人かどうか、CDの匂いでわかるほどだ。

こんな風に私がタバコの煙が大嫌いなので、
家ではキッチンの換気扇の下でしか吸わないし、
車の中でも吸わない。
外食をしても、禁煙席に座ってくれるし、
実家でも絶対に吸わない。
歩きタバコなんかもしたことないし、
昔はアウトドア遊びをしょっちゅうしていたけれど、
必ず携帯灰皿を持参する。
でも、アウトドアでは遊ぶ方に夢中でほとんど吸わない。

だから、タバコ嫌いの私でも、のびパパの喫煙には
なんのクレームもなかった。

しかし!

悪いことは絶対にだめ!
きまりは絶対に守る!

そんなこだわりの塊ののび太の脳に、

「タバコ=体に悪い=悪いこと」
の図式がインプットされているのだ。

1年生の時も、父の日にのびパパに書いた手紙に

「タバコをやめてください。おねがいします」

と、書いたのび太。

しかし、マイペースなのびパパは

「う〜ん、そうだね〜」

と、右から左に受け流すぅ〜♪のだ。

しかし、今度ばかりはのび太も簡単には引き下がれないらしい。

「お酒はちょっとくらいなら、体にもいい、
 っていうからいいんだけど、
 タバコはちょっとくらいも、体にぜんぜん良くないんだよ!
 僕、お父さんが肺炎になって死んじゃったら、いやだ!
 ううううう・・・」

「肺炎・・・?じゃなくて、肺がんかな?」

「あ〜肺がんだった〜うっうっうっ・・・」

「そうだよね〜のび太がお父さんにお願いしたら?
 きっと、お父さんも肺の写真の話、聞いたら、
 やめてくれるかもよ。」

「うん・・・うっうっうっ・・・」

夕べ、遅く帰ったのびパパにこの話をしたところ、

「あらら・・・そうか〜泣き落としされたらどうしよっかな〜
 う〜ん・・・そっか〜・・・」

相変わらずののびパパ・・・

今夜あたり、のび太、のびパパに泣き落とし直訴するのか?!


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