出産話。続き。

27
Nice!

大量の血。激痛。

それなのに、

周りの対応はあまりに素っ気無い!

みんなして「血はすごいけど、あまり痛そうじゃないね」と言うのです。その都度私は「いえ、痛いです」と答えました。

この尋常じゃない痛みを伝えたいけど、どう表現したらよいのか分からず、「痛い」以外に言葉が出てこない。

「痛い」と言っただけでは、全く相手に伝わらない。
せめて表情で表せられたらいいのだけど、それも出来ない。

命からがら病院に辿り着いたと言うのに、その後わたしは1時間以上も部屋に1人で放置されました。

血は止まったけど激痛はずっと続いていて、一人でベッドの上でもがき苦しんでいました。

一時間以上経って、ようやく医者と助産婦さんが来て内診をしたときには、もう頭が見えていたようです。

「あら大変!よく平気やね」と言われました。

平気じゃないよ!!だから「痛い」って何度も言ってるのに!!

そしてその後すぐに生まれました。

生まれる寸前まで1人で激痛と戦っていたわけですね(;;)

後になって出血の原因を医者が調べたところ、胎盤の一部が剥がれていたことが判りました。
私も自分で色々調べたのですが、この病気は相当な激痛らしいです。
ええ。それはもう、この世のものとは思えない激痛でした。
陣痛の痛みと剥離の痛みがダブルで襲ってきたのだから。

でも私はそれを全く伝えられなかった・・

いくら痛そうに見えなかったからと言って病人を放置しておく病院もどうかと思いますが、私にも問題があったわけで・・

母子共に無事だったのは良かったですけどね。