昨日、「のび太、帰りが遅いなあ・・・」
と、思っていると、電話が鳴った。
電話はのび太の幼稚園時代からの友達で、
いつものび太に何かしら良くしてくれる、
今も同じクラスのNくん。(記事にも何度も登場)
Nくんの家は学校が見えるほど近く、
のび太小学校のほとんどの子供の通学路は
Nくんの家の前を通ることになっている。
「のび太くん、まだ、帰ってないですよね?
のび太くん、通学路で足が痛くなっちゃって、
立って歩けなくなって、座ったままなんです。
だから、それをのび太くんのお母さんに教えないと、
って思って連絡しました。」
おおお!!!
なんて、理路整然としてわかりやすい説明!
そっかぁ〜のび太の年齢になると、
普通はこんなに物事をちゃんと説明できるようになるんだ〜
・・・・・などと、感心している場合じゃない!!!
「あ!そうなんだ〜Nくん、教えてくれてありがとうね。」
と言って、Nくんママに代わった。
Nくんママとも以前は近くに住んでいて、
昔からとてもお世話になっている。
Nママ「Nがそういうから私が車で送ろうかな、
って言ったらNが
『のび太くんはお母さんの車には乗らないと思う』
って言われちゃってさ〜」
え?!
でも、確かにのび太ならそうかも・・・。
変に遠慮したり固まったりして「いいです」って言いそう・・・
さすがNくん、長い付き合い、
のび太のことをちゃんと理解してくれてるなあ。
私「あ〜じゃあ、私が行ってみるよ。
ノーマルタイヤでも大丈夫かな?」
Nママ「え?!まだスタッドレスに変えてないの?
やばいよ!」
(昨日、積雪があったのび太地方。
車のタイヤはスタッドレスにしなければ危険極まりないのだ)
Nママ「じゃあ、私、車で学校の方に行って見るから。」
私「え〜ごめんね〜私、とにかく歩いて向かうから!」
・・・と言うことで、学校に向かう私・・・
途中でNママが車でこちらに来てくれた。
Nママ「やっぱり通学路にはいないから、
学校に行ってみよう!乗って!」
機転の利くNママ。
私は言われるままにボーっと乗せていただく。
学校に着いたらちょうど、携帯に学校から電話。
KP先生「あ〜今、のび太さん、足が痛いって
通学路で倒れてまして保健室に連れてきました。」
私「あ〜すみませ〜ん!今ちょうど、学校に着いたところなんです」
・・・で慌てて、保健室に直行〜
行くと、涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔をした、のび太とKP先生。
私「あら〜どうしたの?大丈夫?」
KP先生「6年生の子が学校に知らせてくれて、
ここまで運んできたんですけど、足が痛いって。
でも、ま、立てるようになったし動かせるから大丈夫かな」
私「あ〜たぶん、つっちゃったんだね〜
雪用の長靴で履き慣れていないから・・・
前にも足がつって大騒ぎしたことがあったんです」
KP先生「NくんとSくんと一緒に帰ってたらしいんですけど
二人はのび太くんを置いて帰っちゃったみたいで・・・」
私「あ!違うんですよ。Nくんは家に帰って
私に電話で教えてくれたんですよ。
今、Nくんのお母さんの車に乗せてもらって来たんです」
KP先生「あ〜そうだったんですか!
ほら、Nくん、ちゃんと助けに行ってくれたんだよ」
どうやらのび太は、足が痛い自分を置いてけぼりにして、
Nくんたちは帰ってしまったと思ったらしい。
足が痛い、おまけに友達にも置いていかれた、
そのダブルパンチでパニクって、
ますます動けなくなっていたらしい。
私「Nくんはのび太を助けるために、急いで家に帰って、
電話して教えてくれたんだよ。
Nくん、すごく心配していたよ」
その後、Nママの車で家まで乗せていただいて、
無事に帰ってきました。
いつもありがと、Nくん、Nママ・・・
最高気温1度の中、
足がつって雪の上に座り込んで、
おまけにパニックで泣き続けていたので
家に帰って温まり、ホッとしたら、
めったにない頭痛に襲われたのび太。
「頭が痛い〜〜〜〜〜〜
でも、宿題しなくちゃ〜〜〜〜〜
あ〜でも、もう、すごく頭が痛くて起きていられない〜〜〜」
「具合が悪いときは無理して宿題しなくても
良いんじゃない?」
・・・と言ったものの、のび太にそんな言葉は
通用するはずもない。
「宿題は絶対にしなければならない」のだ。
しかし、めったに「具合が悪い」と言うことのないのび太。
ちょっと調子が悪くても気持ちの上で
「この世の終わり」みたいになるのだ。
「薬を飲んで早く寝て、明日の朝起きて、
宿題したら?
いつも5時半には起きて、マンガ読んだりしてるんだから
時間はあるでしょ?」
と、いうことで、6時半には本当に爆睡し始めたのび太。
で、今朝、チョーすっきりした表情で起きたのび太。
「おはよ〜!もう、頭も痛くないよ〜
さあ!宿題するぞ〜!!!」
昨日の「この世の終わり」な雰囲気はどこへやら。
無事に宿題も終えた。
「のび太、今日、学校でNくんにお礼を言いなよ。
大事なお友達なんだからね」
「うん、わかってる。
『昨日はありがとう』って言うよ」
そうそう。
「ありがとう」は魔法の言葉なんだし、
Nくんはいつものび太を支えてくれる、大事な友達。
Nくんが困ったときはのび太が支えてあげられるように
ならないとね。
で、「足がつった時の筋肉の伸ばし方」の練習と、
「Nくんにお礼を言う」練習をして、
学校に向かったのび太でした。
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