のび太は、イマドキの子供たちが興味あるものに
興味を示さない。
カードゲームも知らないし、
DSのソフトも漢字検定と平成教育委員会しかない。
マンガは相変わらず「ドラえもん」と「ケロロ軍曹」のみ。
ポケモンもガンダムもワンピースも知らないのだ。
本屋に行くと、
「参考書コーナー」か「検定問題集コーナー」へ走る。
参考書コーナーで、最近見ているのは
「マンガでわかる」シリーズの
「聖徳太子」や「松尾芭蕉」を読んでいる。
検定コーナーでは、相変わらず、
漢字検定の1級参考書を読んで、脳内盗撮してきては、
家に帰って脳内盗撮した難しい漢字を書き写す。
例・・・「濠太剌利」(オーストラリア)
のび太は「勉強が好き」と言う。
難しいことを覚えることが気持ちいいらしい。
親にとっては迷惑な話だ。
だって、しょっちゅう問題を出されてもほとんどわからないし。
でも、ほかの子がポケモンのモンスターの名前や、
合成の仕方などを覚えるのと同じようなものなんだろう。
しかし、これがなかなか理解されない。
親戚のおばちゃんとのび太の会話
おば「誕生日にプレゼント、何もらったの?」
のび太「漢字検定の問題集と、ことわざ辞典と、四字熟語辞典」
おば「え?そんなのばっかり見てると、
頭、おかしくなっちゃうよ〜」
のび太「え?大丈夫だよ!」
おば「お母さんが決めたプレゼントなの?」
のび太「違うよ。僕が『これがいい』って買ってもらったの」
おば「え〜〜〜!!信じられない!」
いいじゃないのよっ!!!
本人が好きでやってるんだから!!!
のび太の趣味の本なんだよっ!!!
のび太をよく理解してくれているはずの
私の妹(のび太のおばちゃん)でさえ・・・
私「のび太さ〜音楽教室、やめさせようかな〜」
妹「どうして?」
私「あまり楽しそうじゃないんだもん。
どうせだったらのび太が楽しくやりたいこと、
させてあげた方がいいかな〜って・・・」
妹「なにかやりたいって?」
私「なんか、塾に行きたい!ってこの前、言われてさ〜
うちは習い事はひとつしかできないよ〜
って言ったら、残念そうだったけど・・・」
妹「勉強なんてさせてどうすんの?
子供は遊ばなきゃ!」
私「だって、勉強はのび太の趣味だもん。」
のび太地方は田舎なので、私立中学もないし、
塾に通う小学生なんてほとんどいない。
のび太みたいな小学生はあまりいないだろう。
でも、勉強=やらされている・・・っていう思い込み、
勉強する子=かわいくない子・・・っていう思い込みがいやだ。
勉強・・・っていうと、ちょっと違う気もするけど
覚えることがすきなのだから仕方がない。
やりたいことをやりたいだけやればいい、と思ってる私。
世の中ののび太タイプの自閉症の方たちも
同じように思われているのかな?
勉強がすきなのは悪いことではありません!!
好きなことに没頭できることは素晴らしいこと!
STやOTも大切かもしれない。
でも、今が楽しい時間をたくさん持てることも
とても大切なことだと思う。
今日、楽しいと思えることに熱中できる毎日であってほしい、
おばちゃんは、そう思います。
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