先日「発達障害者支援の会」の役員(Aさん)から電話がありました。
Aさんは発達障害の当事者や家族では無いのですが、有志というか自ら関心を持って勉強されている方です。
Aさんからの電話で、「雑用を手伝って欲しいのだけど今から来れますか?」とのことでした。
えっ。そんな突然言われても・・。
突然のことだったので、私は軽くパニックになりました。
私は既にその日の計画を立てていました。
それを変更する事はかなり苦痛です。
強制的に「来い」と言ってるのでは無いのだから、断ればいいだけの事なんですけどね。
でもパニックを起こしている時は判断力が鈍っていますので、「断る」という判断に辿り着くまでには時間がかかります。
パニックが収まってしばらく冷静に考えた後に、「すみませんが、他の用事が先に決まっていたので・・」と言ってお断りしました。
Aさんは「そうですか。分かりました。気にしないで下さいね」と仰いましたが、私は気にしないではいられませんでした。
私はアスペ当事者です。
それはAさんも知っています。
急な予定変更が苦手なのは、アスペの代表的な特徴の一つです。
発達障害について熱心に勉強されているAさんなら、そのような事は熟知しているはずだと私は思っていました。
でも実際は私が思っているほど理解してくれていなかったのだろうか。
やはり発達障害者の困難は当事者にしか分からないんだろうか。
支援者有志の存在は勇気付けられるけれど、けっきょくは健常者の驕りでしか無いのかもしれない・・
・・と、その時はそう思いました。
でも、これは私の勘違いでした。
後になって、別の事実を知りました。
長くなりそうなので分けて書きます。