本のご紹介No.7 光とともに・・・?―自閉症児を抱えて―【著 者】 戸部けいこ 【出版社】 秋田書店【定 価】 798円(税込)【初 版】 2007年6月30日【その他】 コミックこの本を読んで感じたこと(?巻) 11巻を読みました。今回も色々と考えさせられる内容でした。中学生となり、思春期に入った光君。もう子供の頃許されたことも世間一般では通用しない年齢になってきました。特に異性に対する何気ない行動も、本人はたとえ違う意味での行動でも許されないことが沢山あります。また本の中の光君の同級生の太陽君の方も、学校でのスキンシップによる逆効果が、本屋の店員の女性に対しての胸タッチという形で現われてしまいました。りょうまも体はまだ小さいですが、年齢的には光君とほぼ同じ。やはりマンガの中のようなことでは済まされない現実も控えています。その歳ごとに抱える問題もどんどん変化してゆくことがこのマンガでは分かります。また当然のことではありますが、光君の両親の年齢も光君が大きくなると同時に歳を重ねます。また祖父母に関しては高齢者問題という現実も控えています。とにかく様々な視点から描かれている『光とともに』。これからも新刊を読み続けたいと思います。戸部さん、これからも光君とその周りの人たちを描き続けてくださいね。一読者として、是非とも宜しくお願いします。当コーナーは、12巻以降も順次、発売次第ご紹介してゆく予定です。 2007.6.22 りょうま父 なお、さらに詳しく知りたい方は、秋田書店のHPhttps://www.akitashoten.co.jp/index2.htmlをご覧くださいね。