トランスフォーマー

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Nice!


( 猛暑の中・・・トランスフォーマーしてきました☆ )

ほんとうに暑いあつい日がつづいています。
お盆の最中、パパはお休み無しでお仕事していたのですが(他の方がお盆休みで田舎に帰省のため)今日は家族で映画を見にいくから〜と お休みをとってくれました♪

いつもの六本木ヒルズで 朝9時20分からの『トランスフォーマー』です♪
ハリーポッターで 爆睡してしまった まこちゃんですが、さすが〜〜航空祭の大好きなまこちゃん♪
大きな声で『おもしろかった〜〜〜☆』

映画館は普通の日で9時台ということもあって 空いていたのですが、私達よりも年齢の上の人ばかりで子どもが まこちゃんの他には1人〜2人ということに びっくり☆

ストーリー・・・ストーリーって何でしたっけ?? というくらい ジェットコースターに1時間のっていたような そんな感じの速さでした。
もう 物を考えている暇が無い感じで、いかにも アメリカ人受けする映画でした〜〜〜☆
すごく面白かったですよ。 
すっきり! しました。

夏休みも後半。月曜日からサマースクールです。
ブログ日記で 学級の心配ごとを山のように書いていました。考えれば考えるほど・・人的予算が限られていて どうしようもない部分があり うう〜〜・・・。

小学校に通うお子さんの保護者の方には わからない事だと思いますが、中学は「教科担任制」なんです。
専科以外の教科については 苦手・・・でも 専科以外は教えることって ほとんどないので 普通の状態では教科の指導に影響が強くでません。が、特殊学級(特別支援学級)の場合は 専科以外の先生が 国語・数学・他の教科を複数教えなくてはなりません。
そう考えると・・・中学校の中で 「担任が2人いるんだから それでどうにか教えてもらい、足りない分は都講師などで補充してくれ」という特殊な学級です。
(まこちゃんの学級は かなりの時間数が都講師の先生の指導なので 担任の先生の負担は少ない)

普通学級で専科を教えている先生が 特殊学級で専科を教えたときに 指導した時間としてカウントしてもらえないのでしょうか? と 都教育委員会に問い合わせをしました。
けれど、担任が2人〜という言葉でくくられてしまい、「専科の先生が教えることは指導時間としてカウントされない。そのかわり足りない教科を都講師を使うことは可能」という返答でした。

現行の制度の中では 指導ができない! ということ。
小中一貫校の中で、中学の先生が 小学校の授業の支援に行っても指導時間にカウントされない という現行制度の限界も同様です。

「良い教育の体制は行っていくことが望ましい」と言いながらも、教育の現場では『現行制度』の『しばり』があって 「現場で一生懸命に指導をしている=良い教育をしようとがんばっている先生を苦しめている」現状となっています。
先生は苦しくい・・・でも、苦しいと 私達 保護者の前ではいいませんが・・・。

小学校で支援の必要な生徒が 小中一貫校の 中学で支援を受けたとき「研究の段階で 小学校から中学校へ行って支援を受けることはあるかもしれないが、研究が終わった時点で それが良いかといえば、制度上 問題がある」と・・・そんなこと言ってたら いい教育なんかできないだろう!と 先生も私も思うけれど、目の前には 「制度上」という高い壁と 「制度を守る番人」がいるわけです。

学習指導要領についても それを「縛り」と考えるか 「可能性」と考えるかはとられる側の考え方ですから・・・「可能性」と考える先生が まこちゃんの学校にはたくさんいます。
これは文部科学省の 学習指導要領の担当官からも『先生はもちろんですが、保護者の方もぜひ、学習指導要領を読んでいただいて 教育の可能性を考えていただきたい』・・・と。
でも、学習指導要領・・・どこで読めるんだよ〜〜保護者には遠い存在に感じますし、先生が読んでないのに・・どうするよ・・という現状もあって(汗)・・・熱心な先生はもちろん読んでいます。

今回の事も、「学校内支援体制と 家庭支援の体制で どこまで体制を作れるか・・・学校と検討していき また ご報告したいと思っています」と都教委と話をしてきました。

昨年度、緊急体制の中で 専科の先生、都講師の先生、介助の先生、保護者の連携で 学校生活をして
『専科の先生の指導は 障害のある子どもにとっても 素晴らしく高い効果(結果)をもらたらすものだった』
特別支援教育の 担任が常時いる学級体制ではない状態=現行の普通学級と同じような(近い)体制で支援を受けながら 専科指導が可能か? という 机上の空論だ〜不可能と当初思われた体制を 学校現場で実際に行った事例となりました。

具体的な教科の交流教育についても、担任の先生は具体的に計画はできないと思っています。経験が無いからです。
それを、まこちゃんの現在の能力を考えて 個別指導計画を作り、普通学級の単元の内容に合わせて 交流計画を作っていきます。単元事に交流を行う〜普通学級との支援の計画を作って 支援する人がついて行うことになるでしょう。 それには 知識と経験のある先生と話をしてすすめていけたら良いと思っています。

中学校は 専科のために 特別支援教育の事例が非常に少ないと言われています。

小学校は 担任の先生が全ての教科のほとんどを指導しますが、中学では体制が違う。
特殊教育も 小学校で能力が格段にのびたのに・・中学の時点で 情報が分断しますから、継続して支援することがいままではできませんでした。
そして 小学校で大きく伸びた能力を 中学では「あれもできない これもできない」と とても幼い授業を展開され、能力が落ちてしまうケースもあります。
もちろん、先生の指導能力が素晴らしく、中学で ぐ〜んと伸びることもあります。
が、言葉が少ないし表現も少ない 子ども達の場合は多くが 能力を非常に低くとらえられることの方が多いようです。
特に 言葉については、指導技術が必要です。障害教育を知らない先生には 国語を軽く考える先生もいると思いますが、国語は 読む、書く、読解力、漢字の記憶、発語、コミュニケーション能力 と もっと細かくわかれると思いますが・・・
これらが、1つ1つ ランダムに 得意な分野の能力が違います。高い部分と低い部分の差が大きい。
読むこともできる、書くこともできる、漢字もそこそこ・・・
読解力は文章の中から必要とされる言葉を書き出せるけれど そこに書かれていないことを想像して答えることはできない とか。
言葉を書くことはできるけれど、場に合わせて 発語することはできない とか。
先生が質問して タイミング良く内容にあわせて答えるとかはむずかしく コミュニケーション能力が低い。などなど・・・とてもランダム。国語は高い技術力も家庭の環境も影響してきます。専科であっても困難を感じるでしょう。だからといって 担当になった以上は・・です。
新人の先生が 1人で障害のある子どもに国語・数学を教えることは とても難しいと思いますし、毎日学習する事ですから、ベテランの先生の指導技術を見ながらいっしょに指導するのが効果的なのでは?と思います。例えば まこちゃんの学級のように 学年で時間割が違う時は 時間割を変更して 学年ごとに教えればいいだけです。 8年と7年をやたらと一緒にして教えようという魂胆が見え見えの言動を1学期は意図的に しつこく投げかけられていましたが、そんな必要はありません。まこちゃんは全く希望していません。
こんな当たり前のことをブログ日記に書いておかなくてはいけないな〜と思うのも・・変なんですけどね・・。=ここまで書いて、そうだ 肝心な事を忘れていました。このままでは「大変だから、やらなくていい」になりそうなので・・・(汗)
ここまで書いたんですから、1つ1つの事について プログラムを細かくたてて、経過を記録して また次のステップを計画するという連続になります。
例えば小中一貫校の 目で見る表のように作れたら、それは立派な研究発表だと思いますよ♪
ですが、昨年度の先生のように「研究をする ふ・り」でデスクにへばりついていて 意味不明の行動と言動では困ります。デスクにいるからといって仕事をしているかどうかなんてわかりません(笑) 職員室には機材が全部ありますから、学級ではなく職員室で仕事を仕上げてください。=学級には機材が無いのが当たり前なんですから(大笑)

今年度「それは昨年度の体制だから 今年度は担任がいる体制で より進んだ教育を」と期待が大きくあった物の・・・残念な状態となっています。
この体制をどうするか・・・それは全てこれからです。

『あり得ない』は 私が仕事をしてきたときも 息子の療育・教育にたずさわってからも、誰からも言われ続けていることの連続です。
「まこちゃんの事例は 前例も無いし、今後もあり得ない。そんな事、指導できる先生なんていないし、うまくいったらその事例・・・私にもらえるんでしたら研究してあげてもいいですよ」と言った言語の学識者の先生すらいました。専門家の先生に言われることでも「そんなことあり得ないでしょう!」と他の学識者の先生が悲鳴をあげるほどのことを どれだけ言われてきたか・・・その連続でした。そして「あり得ない!(良い結果が起きたことについて)」の連続。
まこちゃんのスタートは6歳半で 早期療育の時期を逸してしまったけれど、指導の先生に「伸びないだろうと思っていた」と後に言われて私が驚いたり・・・。
今後、早期療育が理解され、取り組まれていくことで、ランダムな発達に対応できる個別指導計画を立てることの重要性や 課題事に指導計画を立てる重要性が語られていくことと思います。

私は あと1年半の義務教育を全力で 良い教育に取り組もうと思っています。
それが、このエリアのモデルとなります。絶対に 過去の教育には戻さない。
子ども達が伸びていく、学ぶことが楽しくてたまらない・・・それが 学校の先生の喜びであり、親の希望であり、子ども達の財産ですから。

そして、私が 義務教育に関わるのも あと1年半。
いまの学校の環境は これから計画をしなければなりませんが・・・小学校の特別支援教育は 私にはもう過去の物になっています。中学は3年間。それも 思ったよりも時間が早くすぎていきます。
子どもの成長とともに その時期に関わる教育内容について 学校と検討し、教育委員会と話をすることはあっても いまは以前のように特別支援教育を知って欲しいと必死になってはいません。
改革のスタートとともに急激に体制が変わっている現在では 一般論で学校は語れないような気がします(といいながら一般論も言ってますけど・・汗) 地域によって〜同じ地域でも学校によって 経営の方針は全くちがいます。そして、経営者が変わると 学校も学級も全く違う環境になります。
なので・・・いまの校長先生がかわるのではないか?と思うと どきどき・・・します。
まこちゃんに卒業証書をくださるのが いまの校長先生だったらいいな〜と思っています。まこちゃんは校長先生が大好きなんです♪

特に現在は 特別支援教育=特別支援教室(校内型の通級教室)の場の確保と、どう個別指導計画を作り どう支援の先生を確保して指導するか・・にシフトしていて、特殊学級は=改革が手つかずだったので 放っておかれている状況??になっています。

小学校と中学校は 違うんですよ・・・それも たった3年間の学校生活です。
中学になって みんな初めて経験して・・・と同時に 中学の事を書いている所はとても少ない。心の変化、身体の変化、性への対応も・・・みんな どうしているのかな・・・と思いながら、日記を書いていますが・・・。それに・・・まこちゃんの写真を出すのに、私が顔をださなくちゃ〜〜変でしょ?(笑)
親のプライバシーには敏感でも、子どものプライバシーは何を公開しても平気・・というのが私にはアンフェアに感じただけです。

さて、これからも私達の挑戦は続きます。
次は 養護学校の高等部=これも たった3年間。6年間あってもいいと思うよ〜〜〜長い時間があれば基礎教育もしっかりとりくめるのかも。。。(現在は 国語・数学がほとんど無い。そして英語は1時間も無い学校が多くて=驚!)

障害者就労は とても大切な自立だと思いながら、発達のゆっくりな子ども達の教育期間は普通の子ども達よりも長くて良いのではないか・・・と思ってしまう母なのであります。
せめて、20才をこえてから 就職をさせたい・・・ 18才では早すぎる・・・そう思ってしまいます。
就労は大切だと思いながらも まこちゃんの将来に 涙ぐまずにはいられない母です。

友達には 高等部の卒業を控えているところもあって、それはそれは・・不安でいっぱいです。
障害者就労の研究会の先生にこんな不安を保護者は持っているという話をしたことがあります。
「手当が出ているうちは雇用されても、手当が切れたら 消耗品のように切られて、また新人の雇用をされるのではないか?」と大きな不安を抱えて 民間企業に就労している という現実もあります。
また「パート採用」で雇用が安定しない という現実も・・・時間給・日給月給で保証は??です。
時間給が 格安の最低賃金ですから、ちょっと使えるようになると残業も過多に・・・という事もあります。仕事をしている子は 要望に応えようと一生懸命だし、自分から文句も言えません。
そんな企業ばかりではない!というのは わかっていますが・・・安定した雇用で 長く仕事が継続できるかどうかは とても大きな大きな課題です。
養護学校の高等部も 学校によって教育の内容が月とすっぽんくらい違います。だから、良い教育を求めて親は住むエリアをかえてまで、良い教育を受けたいと願います。
職業訓練のクラスだけが都内どこのエリアからも通うことが可能ですが・・・都立養護学校の全てに同様のシステムを取り入れてほしいと思います。誰だって良い教育を受けたいのですから・・・。
学校同士が 互いを意識していくことで 良い教育ができるんじゃないかと思います。

私達 親子は まだ見ぬ大海にむけて 出航の準備をしています。