学ぶ、生きる

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Nice!

まこちゃんの学級の事を考えると 吐き気がするほど拒否反応が出ます。

やる気がない・仕事をしない・能力が無い・指導力がない・子どもの障害の勉強すらしない こんな子ども達わたしには指導できません!= 先生、子ども達に迷惑ですから やめてもらえませんか?
それは 私だけでなく学識者の先生達も まこちゃんの学級の話を聞いて 激怒するくらいのことでした。
そんな先生が担任になるほど 障害のある子どもにとって不幸な事はありません。
いまだに障害のある子どもの学級は そんな教師のたまり場です=周知の事実=困っている子ども・親はたくさんいます。

だけど・・・先生の中には きら星のように 素晴らしい先生がいます。
まこちゃんも 小学校の時は そんな素晴らしい先生に出会い、熱心な講師に出会い(みんな先生になっています)、まこちゃんの人生が大きく変わるほど・・『お勉強が大好きです♪』という子どもに成長しました。

子どもは 本当は勉強をするのが大好きです。
新しいことを知り学ぶことの素晴らしさを 一番知っているのは 子ども達だと思います。
小学校時代のまこちゃんの学級では 「悪いことをすると お勉強をしないよ」というと「お勉強をしたいです〜☆」と泣きそうになっちゃう子や、「悪いことをすると 宿題をあげないよ」というと「宿題ほしい! いいこにします!」といって、勉強を一番の楽しみにしている子ども達がいました。
お勉強をしている子ども達は 机に向かって集中をしています。
研究授業で・・・普通の授業風景を 普通学級の先生方に見ていただいたことがありました。
子ども達の授業時間・・・さらさらと紙に書く 鉛筆の音しかしません。
ときどき・・・指導をする先生の声が少し 聞こえるていどで、廊下を歩く先生は「この学級は生徒がいないのかな?」と思うほど、授業時間は し〜〜〜ん としているのです。
研究授業が終わって 見学をしていた先生が一言『子どもが集中して学習をする姿とは こういうものなのだと初めて知りました。普通学級は 心障学級に負けないように がんばらなくては・・・と思いました。』

子ども達は どうして 勉強が嫌いになっちゃうんでしょう? 
「だめだ」「ばかだ」「やる気がないのか?」 そう言われ続けたら、誇り(プライド)もやる気もずたずたです。
私達、ほめられたことのない世代が ほめることは とても難しいことだけれど、先生も私達も 人間は誇り(プライド)で仕事をしている事をしっています。だけど、自分よりも弱い 目下の人間には厳しくなってしまうものですよね。(職業人として やる気のない人は問題外・・・)

いい教育をしている つ・も・り なんだけど 結果がでないことはなぜなんでしょうと質問をされることもありますが それは私にも わかりません
ただ・・・学校の勉強と 社会に出てからの成功は必ずしもつながっていないということは あるんでしょうね・・・学校は勉強だけの場ではないけれど、基礎教育は大切。
「先生が教育にいいわけをはじめたら その学校はどんなに新しい教育をしていても・・本当はたいした内容ではないんだろうな〜」って思います。

まこちゃんの学級では 8年生(まこちゃん)と、7年生の時間割が違います。だから、一緒に受ける授業は部分的です。
それに対して担任の先生が「7年生はどうして 8年生だけ一緒に授業を受けられないのかな〜?と言っています。一緒に受けられたらいいのにっていうんですよ。」
私「時間割どうりに授業を受けていますから。まこちゃんは ぼくは8年生だから〜と 7年生と授業を受けることに抵抗を持っています。8年生には8年生のプライドがあるんです。」
先生はうだうだ言っていました。「いっしょに授業を受けられないことを 7年生がやたらと言うので 学級をいやがっているんじゃないかと思って・・・」
私=怒! 心の中で・・・「この先生、頭が悪いんじゃないの? 7年生がそう言ったときに理由を説明できる頭が無いわけ? それがその生徒の特徴的な問題行動でしょう?(アスペ) その生徒に説明できないわけ? そう思っていたら、そうさせなければいいんでしょ?」
あ〜〜〜思い出しただけでも、口から胃袋が出そうなくらい 気持ちが悪い〜〜〜
8年生のまこちゃんは いまの学習環境が良くない と思っていますが、7年生はとても満足してお任せしている家庭もあるので 全てがいっしょではないし、もともと学年が違うので一緒に考える必要はないんですね。でも・・7年生も「学校でちゃんと授業をしていない気がする。もっとしっかり勉強をさせてほしい。」という強い要望を持っている保護者がいます。その話は管理職に届かずに担任止まりだとうまくもみ消されてしまって何もかわらないんでしょうね・・。

子ども達は いつだって学びたいんです。新しい世界を知りたいんです。
だけど、学ぶ環境に遠い子ども達もいます。
数年前、英国の ピーター・ミットラー博士が来日され、インクルージョン教育の講演をされた時に
英国の養護学校では 心臓病の手術を受けた子どもに 学校で「医師がつき 看護婦がついた」状態で 学校で学ぶ子どもの事が発表されました。
それを全ての学校ができる環境ではないけれど、「学びたい子どもに 学ぶ環境を創る」ことを 養護学校の校長先生である奥様が お話しをしてくださいました。

日本で、本当は学びたいのに 病気があったり、障害があって、学校にかよえない子どももいます。
子どもはいつだって学びたいんです〜命があるかぎり〜

『勉強していたい』
2007年8月18日(土)NHK総合 午後9時〜 (連続3回)
https://www.nhk.or.jp/dodra/benkyou/index.html

ベッドから離れられない子ども、余命宣告を受けた子ども達に、その貴重な時間を割いて授業をする、
命を削るような授業が 子ども達のために・・・。

『ドラマのストーリー』
名古屋の高校教師・橋口順平(32)は、ある日突然、養護学校への異動を命じられる。かつて陸上短距離のオリンピック候補にまでなった運動エリートで、「やれば出来る!」がモットー。だが、赴任先で命じられたのは「病院訪問教育」。いままでとは勝手が違う現場で、いたみを抱えた子どもたちを相手に、順平の新たな挑戦の日々がはじまる。

【制作にあたって】
チーフプロデューサー 家喜正男
  原案の「授業の出前いらんかね!」では、厳しい労働条件のなかで子どもに対する「熱意」と「情熱」を傾ける教師と子どもたちの姿が描かれています。教えるだけではない、ただ側に居てあげるだけでもいい…。しかし、教師である以上学習はさせたい…。
「病院訪問教育」の重要性を訴え続ける教師の姿に深い感動を受けました。
死を目前にした子どもに対してどのような教育をするのだろうか、教育現場で教師たちはどのように子どもたちに接触するのだろうか、そしてドラマとして何を伝えるべきか…。
それは「命の尊さ」と「家族のあるべき姿」を描き、安っぽいセンチメンタルに流されずに、本音で人を愛する事を素直に描く事なのです。土曜ドラマ「勉強していたい!」では、病院訪問教育の現実と奮戦する教師たちの姿を描きながら「家族」「命の尊さ」を描くとともに教師の成長する姿を伝えていきます。
今回、主役の橋口順平先生役に中高生に支持を得ているV6の長野博さんを迎えました。病気の子どもたちに真正面からぶつかっていく演技が見どころです。
また、教え子の死に直面し、悲しさを越えて自分に打ち勝つ姿など迫真の演技で迫っていきます。戸惑いながら「病訪教師」に成長する教師、橋口順平。夏休みの時期に放送する土曜ドラマ「勉強していたい!」を是非ご家族でご覧頂きながら「命の尊さ」「家族のあり方」をお話いただければと思います。ご期待ください。