絵本が大好きで、絵本をもっと上手に読んであげたくて…、
今回の読み聞かせ教室に参加した私でしたが。
読書アドバイザーの高嶋敬子さんがまずおっしゃったのは、
「上手じゃなくっても、ガラガラ声でもいいんです。
子どもたちは、その絵本が有名だから、とか、作者がこの人だから、とかいう理由でこの絵本を好きなのではありません。そういう理由で本を選ぶのは大人になってからですよね。
子どもたちは、お父さんお母さんのひざに抱かれて、大好きなお父さんお母さんの優しい声で読んでくれるから、その絵本が好きなんです。
どんな絵本でも、どんなにガラガラ声でも、上手に読めなくってもかまいません。
お子さんに愛は十分伝わっていますよ。
だから、自信を持ってこれからもどうぞ絵本を読み聞かせてあげて下さい。」
上手じゃなくってもいいんだ。
そうか、そうなんだと、ハッとさせられました。
うちの楽とひびちゃんは、今でこそ絵本大好きになってくれましたが、もちろん最初からおとなしく聞いてくれたわけじゃありません。
2、3歳の最も多動の激しかった頃の楽は、開いたページをすぐに閉じたり勝手にめくったり、最悪破ったり…しまいには、電話帳を引っ張り出してきてペラペラペラペラ〜延々めくり続け、愛読書は「電話帳」でした。
当時、楽には絵本なんか無理なんだとがっかりしながら、楽のために選んだ絵本を本棚の隅に閉まったものです。
ひびちゃんだって、勝手にページをめくったり、「読まなくってもいい」と本を閉じたり、そんなのしょっちゅうでした。
でも、いつの間にか…
寝る前に絵本を読み聞かせることが、わが家の習慣になっていました。
ふたりにとって初めての「お気に入りの絵本」は、
荒井良二さんの絵本でした。
「ぼくとチマチマ」
この本の中には、鳥がピーピーピーと鳴いたり、太鼓がドーンドーンと鳴ったり、いろんな生き生きとした音が書かれています。
楽とひびちゃんは、その面白い響きにハマったようです。
だから私は、そのフレーズを読む時、子どもたちと一緒に読むようにしています。
「せーの!
『ピーピーピーピーピーピー』
とやってきました」
みたいに。
絵本って、おとなしく聞いてくれるだけが良いのではなくて、一緒に読むことで、自分たちも絵本の世界に遊びに行ったような気分を味わえるんじゃないかなって、思います。
読書アドバイザーの高嶋さんは、小さいお子さんや読み聞かせが初めての頃のお子さんは、身近なテーマの絵本を選んであげて下さいとおっしゃっていました。
きむらゆういちさんのしかけ絵本なんかは、とても親しみやすくて楽とひびちゃんも大好きです。
高嶋さんは「だっこ」を薦められていました。
ほかにもごあいさつや、にらめっこ、おしっこ、うんち、のシリーズがあります。
他にもおすすめ絵本はたくさんあるのですが、マイペースに記事にしたいと思ってます。
また、この本良いですよ〜とおすすめの絵本があるという方もぜひコメントお寄せ下さい