白米こだわりが最近ヒートアップしています。
おかわりを繰り返すことがこだわりになって、
ほんの少しずつしかあげませんが、
多い時は5回くらい繰り返します。
繰り返しを終われるかどうかは
それが行動障害の自閉症児にとって
周りが思うほど単純なものではありません。
強い同一性保持(この場合は繰り返すこと)を求める気持ちが
自分ではコントロールできないのです。
ツヨの心臓はいつもどきどきどきどきどき・・・
手も震えています。
おかわりを食べるたびに洗面所へ走り、
はぁはぁ言いながらいろいろとツヨ独自の儀式をします。
日々の気持ち(情動)の波によって、こちらが同じ対応をしても、
納得できないときもあります。
簡単なことではないけれど、自分でコントロールできるように
最終的にはもっていけることが大切だと思います。
何回で終われたとか、最後は我慢できたとか、人を叩かないでやりとりできたなど。
要求が無理にでも通って成功した!ではなくて、
ここで折り合いがつけられた、乗り越えたぞという経験の積み重ね。
叩くのではなく、泣く、というのも実はずっといいのです。
泣くことで相手に思いは伝わるので。
言葉のない子にとって泣けるというのは大切な手段です。
一人でどこかのクールダウンコーナーで泣く。
教室のどこかの角でも。
すべてを受容され許されていったら、何の耐性もできないし、
逆に否定され、抑制され続けると、
すべてをあきらめた受動型の人になってしまうかもしれません。
どうやったら、できるだけ苦しまないで楽に暮らせるか。
応援してくれて ありがとう
参考図書:自閉症スペクトラムとこだわり行動への対処法 白石雅一