[自閉症関連][シリコンバレーでの私たちの暮らし]自閉症の渡がいたので知り合えた、松本梅頌先生からの嬉しいプレゼント

7
Nice!
自閉症の渡がいたからいただけた、嬉しいプレゼントのお話。
三味線の師匠、松本 梅頌(ばいしょう)先生からのプレゼントです。渡が小学校の時に知り合いました。特別支援クラスに慰問で三味線を弾いてくださる方がいるので、渡くんのクラスにもといわれました。
ところが、渡たちは、聴覚が敏感なために、演奏していただいても耳をふさぐし、ロッキングするし立ち回るし...。とても先生に演奏していただける環境ではありません。正直にそう話してお断りしようとしたら、先生から、

なんの問題もないです。どんな格好で聞いていただいてもいいです。耳が痛いようでしたら、なにかリクエストがあれば、なんでもおっしゃってください。

など、気を使っていただき、演奏していただくことに。
ところが!演奏したら。子供達はノリノリ。座ってなくていいということで、踊り出す子供まででる始末。まるで特別支援教室が、ノリノリのクラブ状態。ひごろ笑わないような真面目な生徒まで万遍の笑み。
先生の持つ力というか、この三味線でこれだけ大変な子供達を一つにしてしまう思いというか.....もうありえなかった。
当時の担任の先生が梅しょう先生の演奏がいかに素晴らしいかということを校長先生に報告して、校長先生は自分が聞けなかったことを地団駄踏んで悔しがっておられました。さて次の年。
校長先生はそのことを覚えてらして、先生がいらしたときは、全校生徒の授業を全面中止して、体育館で演奏を聞きました。折しもその日は、パジャマーデー。全校生徒も校長先生もみんなパジャマで先生の演奏を聴いたわけですが、三味線のパワーというか先生のパワーはすごく、なんと全校生徒がノリノリになり、みんなが踊りだすというすごさ。
生徒たちはもう大喜びで、三味線、三味線と興奮しきり。校長先生には、

こんなに素晴らしい演奏をこんなに素敵なひとをつれてきてくださってありがとう。子供の時に世界の素晴らしい文化や音楽に触れれることはなによりもの幸せです。本当にありがとう。

と。お礼を言われました。
あまりに評判がよかったので、当時まだスタンフォード大学に在学中だった開発リーダーも

そういう素晴らしいものは、スタンフォード 大学でも演奏していただきたい.

となり、リーダーが音頭をとってスタンフォード大学でも演奏をお願いしました。多くの学生さんや職員、教授の方たちの前で演奏していただきました。皆さん、感動しきりでした。
そんな私とリーダーが起業したあとも先生とはちょくちょくお会いしていて、先日お会いした時になんと、開発リーダーと私にそれぞれ演奏のプレゼントをくださった。わざわざレストランまで三味線をお持ちいただいた。これがすごい。
まずは、開発リーダへの演奏。開発リーダーの土地柄というかお人柄がでます。ほんとリーダーの感じ出てる。
伊予節

D
そうそう、開発リーダーって、この速度なのよー。って聞いてて思った。落ち着いてて、こんな感じ。けど、ずーっとゆっくり続けるので、結局はだれよりも、やること早いんですが...。
それで、「じゃ、今度は由美さんの!!大阪のお姉ちゃんの歌!!」といって演奏してくださったもの。大阪はこれでございます。
河内音頭

D
そうそう、その通りでございます!このノリです。
どちらの曲も私たちの性格をよく表してます。
こんなに違う私たちが、まーよくぞ、一緒に起業したもんだ。聞いててしみじみ思いました。心に響きましたよ、先生!
とっても素敵なプレゼントをありがとうございます。先生、またお会いしましょうね!!
松本梅頌先生のfacebookは→松本梅頌
松本梅頌先生のホームページはこちら→https://baisho.jp/