昨年9月の末に数年使ったパソコンが悲鳴を上げ、新しいパソコンを買ったはいいがずっと客間に仮設置した状態になっていて、本来あるべき茶の間に移動させたのは12月の10日過ぎだった。というのは、モニターの置き場所の都合である。新しいパソコンのグラフィックボードが3画面繋げるもんで、つい調子にのって27インチのモニターを一台増やし、27インチ×2+21インチという3画面構成にしたためだ。これを1つの台の上に置こうとすると180センチほどの長さがいる。そこで専用のデスクを作るべくアウトレットで出ていたばかでかい橡(トチ)の1枚板を買い込んだのだが、なかなか加工できずにいたのだ。カンナで削り、紙やすりをあて、脚をつけ塗装をし…やっと専用デスクもできあがり、モニターを3台並べて使い勝手は格段に良くなったが実はちと困ったことが起こった。横に置いた台の上においた。パソコン本体が冷却用のファンの音以外の妙な低音を出す。ちょいと傾けてみるとその音がなくなるのでどっかで共鳴現象が起こって音が発生している。中をあけて見てみたが、どうやら水冷キットのポンプの振動が発生源で、その振動がどこかパソコンの外に共鳴しているようだ。聴覚過敏の私にとっては対策しないとどうも疲れてくる種の音であるので問題だ。(ちなみに私以外の家族は気にもとめていない音)まあ、低めの音だから、デジタル耳栓をつけてしまえばあっさり消えてくれるので、年末はなんとかそれで乗り切ったのだが、ちょっと耳の穴がしんどくなってきた。はずすと…やはりしんどい。思考力落ちるのが露骨にわかるくらい嫌な音だ。長時間の作業をすることも多いので不快音源がすぐそばというのはなんとか解消したい。デジタル耳せんでばっさり消えるとはいえ、あまり時間が長くなると耳の穴の感触もしんどくなる。ってなわけで、なにか対策を…と考えていたら、タヌキが「これ使ってみろ」と妙なものを出してきてパソコンの下四隅に置いた。これ↓本来スピーカーの下などにしくもののようだ。ひっくり返すと下のような大きさが不揃い?のいぼいぼのゴム↓そのイボイボのゴム部分ははラブロックという特殊な防振素材なんだとタヌキが言っていた。で…、これを置いた途端にあの不快な低音が消えた!防振ゴムってのはすごいなあ。確かに振動が共鳴していた地点に伝わらなければ共鳴音は発生しないわな~。そんなこんなで、防振ツールのこういう転用の仕方もできるのねと学習したというところなのでした。ちゃんちゃん。