10年ほど昔だと思う。サンノゼマーキュリー新聞の1面に掲載された事があります。新聞のトップで、当時はテロの話があり、ビンラディンより大きく掲載された自分の写真に驚いたものです。5ページに渡り掲載されました。その当時の記事は英語ですが、こちらから読めます。→
Family finds hope is Silicon Valley
上記の記事にはありませんが、新聞には多くの写真が掲載されて、それは藤田 努さんという方が撮影してくださいました。自閉症の渡は写真を取られると、どうしても普通にしなくて、カメラのほうをみてしまうので、渡が慣れるまで数ヶ月、フィルムを入れないで撮影してくださいました。けど、やはり撮影していると非常にこれは伝えないと行けない事だ、と思われたようで、どんどん撮影してくださって、撮影枚数は、数千枚を超したそうです。日本語の写真部分はこちら→
World Apart
この取材の時は、渡は物が棚の中にある事がどうしても許せず、とにかく片っ端から棚のものを出してしまう。全て床に並べて、見えるようにしてしまう。これは渡としては、物が見えないと言う事が、不安でしょうがなかったのでしょう。なので、家は荒れ地よりも荒れていました、当時のサンノゼマーキュリーは全米でも5本の指に入る購読者数でした。なので、我が家の荒れ地を全米に公開する訳ですから、そりゃ、私は恥ずかしい。
それでもこの取材をO.K.したのは
私と同じように家が片付かず、焦っているお母さんが世界には必ず居るはず。
という思いからでした。
別に家が汚くても、息子が脱走しても、楽しく生きれる、そんな事が伝わればなーという思いからでした。理解がないパートナーや親族に当たっていると
「どうして家がこんなに汚いんだ。」
とかも言われるでしょう。けど、大丈夫。っていう思いがあったから。
さてこの藤田さん。現在ご自身も結婚されて御夫婦と社員の方で、結婚式のプランナーから撮影などをやっておられます。撮影は努さんと社員の方が行っています。まぁ。すごい写真です。
こちらにリンクがあります。→Tokyo wedding Photographer
努さんはもちろん英語もできるので、国際結婚の方からの多くの依頼も来るそうです。年内は一杯ですが、都合をやりくりして撮影出来る場合もなきにしもあらずなので、どうぞご連絡してみてください。七五三や、家族の写真なども撮影してくださいます。もちろん、渡を撮影してくださっているくらいですから、発達障害があっても大丈夫!こちらのサイトの問い合わせから→Bozphoto