父と自閉症児の一年

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Nice!

前回の更新から、気が付けば一年も経ってしまった。自分のブログを一年も見ない人・・どれぐらいいるだろう?一年も更新しないブログを読んでくれる人もいないだろうから、ちょっとひとりごと。YOOは、もう中学2年生になりました小学校高学年の頃、頻繁に奇声を発するようになり(いったん始まると数ヶ月続くこともあった)、親は周囲の目を気にするあまり子供を責め、家庭にストレスが充満し、たいそう荒んだ時期を過ごしました。中学生になり、身の丈も母親をとうに追い越して父とほぼ同じ目線のところまでくるようになると、さすがに落ち着いてきた。今でも時折奇声を発することはあるけれど、小学校の頃のように数ヶ月も続くということはなく、1日か2日で治まってくれるので、以前のような修羅場は消え失せ、まあまあ穏やかな生活を送れている。障害児、健常児の区別なく、子供は成長する・・ということか。この頃は、パニックになる前に自分でその場から離れたり、調子悪いときには”ひたすらふて寝する”というワザを身につけ、自分でコントロールできる幅も広がっている。母親の前では時々暴れん坊ぶりを発揮しているらしく、そんなとき「お父さんには言わないで!」と母親に口止めして何事もなかったように振舞っていたりする。口の軽い母はすぐにしゃべってしまうが、そこまでの計算はないらしい。修学旅行が迫り、最大の懸念だった”家以外のトイレでウンチが出来ない”という問題も、この夏父と二人であっちこっちのトイレに挑み、克服した。この子の将来を考えると、苦悩と不安しかないが、今はちっぽけな成功を喜んでいたい。