「お母さん、どうしてもわからないところがあるから 教えて欲しいんだけど」と、言って差し出したのは、国語のテスト。90点。間違えたところを直して明日提出しなければならない。問題を見ると、「このときのAさんの気持ちを書きましょう」ああ、やっぱり。のび太は「気持ち」や「考え」を「まとめて書く」のが大の苦手。第一、自分の気持ちや考えを伝える事さえ難しいのに、他人の気持ちをまとめて書く、なんてことはおそらく、のび太にとっては「庭を這うミミズの気持ちを書きましょう」ってくらいの未知な事らしい(笑)第一、自分の気持ちすら、「う~~~~~ん・・・なんて言ったらいいかわかんないから もういい!この話はもうお終い!!!」とか言っちゃうのび太だし・・・しかし、5年生ともなると教科書の一話は長い(爆)これを全部把握していないと、この問題は答えられないのだろうがまあ、「このとき」の2ページ前くらいから」斜め読みしてみる。・・・・・・・・・・・・・・・・わからん!教科書に具体的にはAさんの気持ちは書いていないようだ。つまり、Aさんの気持ちを推測して、というかAさんの気持ちになって答えろ、ということらしいが、難しい。国語は大得意だった私だが、わからなかった(爆)・・・・で、誘導尋問してみた。「のび太がAさんだったら帰りが遅いって思ってた おじいさんがやっと帰ってきたら、どう思う?」「う~ん・・・どう思うんだろう?」「例えば、のび太は、お父さんの帰りを おなかをすかせて待ってるよね? そういう時、やっとお父さんが帰ってきたらどう思う?」「やっと帰ってきた!って思う」「だよね~! じゃあ、今までおじいさんがおばあさんに若い頃プレゼントした ものの話しを今、おばあさんがしてたよね。 そういうときにおじいさんが帰ってきたらさ、 どうする?」「・・・どうするのかな?」「おじいさんにその事、聞いてみたくならない? 何も言わないの?」「ああ、聞いてみたくなるのかも」「聞いてみたくなるかもしれないよね。 聞いて見ようよ! じゃあ、その『やっと帰ってきた!』って気持ちと、 その『話しを聞いてみたい』って気持ちを 3行にまとめて書けばいいんじゃないの?」「・・・・・ええ~~~!!! どうやってまとめるの?!わかんないよぉ~~~!!!」・・・・・結局、パニくる・・・・・「お母さんがまとめたら、のび太が答えたものじゃなく お母さんが答えたものになっちゃうでしょ? ヒントは出したから、あとは自分でまとめてみようよ!」「えええ~・・・・・ゎかんなぃょぉぉ・・・ ぇぇぇ~・・・」もう、不機嫌丸出しで明らかにパニクってるのび太。しかし、こういうところから、言葉や気持ちや思いをまとめて言葉にする事を経験していかないと、いつか損をしたり、誤解をされたりしかねないだろう。 でも、今のテストって、難しい・・・です(爆)