よいNICUってどういうNICUだろうと、ときどき考える。赤ちゃんやご家族にとってという視点もあるが、労働集約的な職場であるから、働く者にとってよいNICUとはどういうNICUかという視点も、考えざるをえない。ときにはね。人はどういうNICUなら働いてみたいと思うんだろう。症例の多いNICUか。特殊な技術が身につくNICUか。最短で専門医が取れるNICUか。でもそういう施設で働きたがる人が欲しいか? いや欲しくないタイプなどありはしないのだが。どういう人でも最適なポジションがある。ラグビーという種目はそうらしいが、NICUもそうだ。まあそれはそれとして、どういう施設で働きたいと指向する人を、俺らは新生児科医として欲しがってるんだろうか、という方向で、これからの施設の行く方向性を考えてみるのも悪くないかも。