突然ですが、夏といえば花火ですよね。 私たちの家の近所でも、この時期何ヶ所かで花火大会があります。 子どもたちももちろん大好き・・・と言いたいところですが、ちょっと問題ありの人が約一名。 それは弟のまーです。 実はまーは「音」に過敏なところがあり、大きな音が苦手なのです。 昨年花火を見に行ったときは、花火が始まったとたんにまーは両手で耳を押さえてうずくまり動けなくなってしまい、早々の撤退を余儀なくされました。 さて今年。やはりここはリベンジを果たさなければ、と再び同じ花火大会へ。 一応行く前に、 「まー、花火見に行きたい?」 「うん」 「ドーンって大きな音が鳴るけど、怖くない?」 「こわくない」 と本人の意思を確認しました。 さて花火打ち上げ開始。 打ち上げ場所から100mほどしか離れていない絶好ポイントゆえ、音もかなりの迫力です。 まーは昨年と同じように両手で耳をふさいでしまいました。 今年もダメか・・・と思いましたが、これまでと違い耳を押さえながらも目は花火をしっかり見ています。 「まー、花火怖い?帰る?」 「ううん」 音は怖いが花火は見たい・・・ということのようです。 見ているうちにだんだん慣れてきて、 「あー、みどりやった~」 「わー、おっきい~」 などとしゃべるようになってきました。 今回の花火はどうやらまーも楽しめたようです・・・それでも耳はずっと押さえたままでしたが。 その数日後となり町の花火大会に行ったのですが、そのときはもう最初から耳を押さえることもなく、普通に花火を見ることができました。 またひとつ子どもの成長が見られた夏の日でした。