知的障害者の就職

38
Nice!

知的障害者の就職今、息子君は、最後の長期休み中!今月末からは、社会人として地元の企業で働くことになりました。彼が就職する企業には、30人あまりの知的障害者の方が働いていて、従業員全体の約4割になります。以前、養護学校の進路課の先生にお伺いしたところ、卒業時に就職が決まって就業しても、3年以上継続して勤務できている人は、ほとんど居ないと言われていました。彼が就職する会社では、10年以上勤務している知的障害者の方がたくさん居ます。仕事内容は、単純作業なので、彼のようにパターンで覚えてしまう人にとっては、問題ないと思います。継続できない理由の多くは、人間関係にあるようです。コミュニケーションが取りにくいので、誤解される事が多く、理解されないまま退職になってしまうのでしょう。その点で、彼の就職先は、知的障害者の受け入れに積極的で、理解しようとしてくださっているようなので、少し安堵しています。企業側としても、真面目に働くので、仕事さえ覚えれば役に立つ存在なのでしょう。体力がある若い男性の働き手は、彼らに頼るしかないのかもと思ったりもします。賃金は最低賃金ギリギリといったところですが、それでも有り難いです。就職できてもパート程度が多い中、彼は正社員雇用なので、キッチリ終日勤務、社会保険にも加入。「雇用契約ではありません。ボランティアと思ってください。だから、賃金ではなくて寄付みたいなものです。」と、念書を交わし、時給300円程度で働いている知人の息子さんもいらっしゃいます。「一日5時間ほどの勤務だから、1500円くらいよ。月に3万円がいいとこね。それでも、行き場が無いよりはいい。作業所だと利用料が3万円くらい必要で、賃金は月に5000円くらいだもの」と、知人が言っていました。彼らの就職事情は、そんな感じです。まだ、始まろうとしている段階なので、今後どうなるかは分かりませんが、息子に「どのくらい給料が貰えたらいい?」って尋ねたら、「5万円くらいかな」って言っていたので、初給料をいただいたときには、どんな顔するか楽しみです。ランキングに参加しています bologrankminimum