のび太は記事でも紹介しているように興味のある事柄に関する知的欲求が旺盛な人間で「オタク」とも言えるほどの詳しく深いところまで知識を脳内にインプットしている。まあ、その「知識」というものははっきり言って丸暗記であり、応用は利かない。例えば、今、とても興味があるらしい日本史に関しても歴史上の人物の生没年や出来事などはまるで歴史年表を読んでいるかのようにスラスラと出てくる。で、大まかな歴史の流れも頭に入っている。○○が死んだことで○○の戦いが始まり、そのために○○と○○が同盟を結んで・・・とか、私から見たら「おおお!歴史の参考書要らずじゃぁ~~~!」なんて思っちゃうのだ。漢字に関しては以前も記事にしたように漢検1級並みの知識はある「漢字オタク」である。クイズ番組などで高学歴芸能人が「う~~~ん・・・」と頭を抱える難しい漢字を、いとも簡単に正解を答えてしまうのび太。しかし・・・しかしだ!のび太は話し言葉がたどたどしい。例えば一問一答的な会話だったら大丈夫だが「○○した時、どうして○○しちゃったの?」などと言う説明を求める質問などに関しては簡単にスッと言葉が出てこないし、「えっと、えっと、あ~・・・んと、あのね、あのね・・・」などと、自分でも話し言葉がうまく出てこないことを認識しているのもあって余計に慌てて話そうとして「どもり」まではいかないが何度も同じ言葉を繰り返しては、あせる。だから、とても幼い印象もあるし、とても大人以上の漢字や歴史の知識がある子には見えないらしいのだ。以前の担任の先生方の話しを総括してもクラスや班で話し合ったり、何かをまとめて発表する、と言う時は、なかなか話し合いに参加できないらしい。意見を求められても「・・・」と言うことや直前に誰かが話したことをそのまま喋ったりで、自分の意見としての発言は出てこないらしいのだ。そりゃそうだろう。のび太は「~~の時、どう思いましたか?」とか言う質問が一番苦手なのだ。社会科見学の後の感想文とか、読書感想文とか、「サイアク」の宿題らしい。自分の気持ちさえ、うまく説明表現できないのだ。それに、のび太は筋金入りの視覚優位アスペだ。絶対音感があるのび太ではあるがそれは音楽的な音に関してのみ。誰かの話し言葉を瞬時に理解することは難しい。100回言われるよりも1回書いて見せられたほうが理解できるのだ。そんなのび太がディスカッションやら意見を言い合うとかそういうことは多分、のび太に関しては頑張って努力してできるようになるものではないような気がする。そんなのび太が、突然、「○○中学校、受けてみたいな~」などと言い出した。軽い気持ちで言ってるんだろうなあ~なんて思ってたら、「勉強、どんどん進むんでしょ? ボクはいろんな勉強をいっぱいしたいからいいと思う」などと、もっともらしいことまで言い出した(爆)今年、開校したばかりの県内有数の進学校の県立高校の付属中学。社会の発展に貢献できる次世代リーダーの育成を目標に開校したばかりの中学校だ。中学入試などというものとは全く無縁だったはずの田舎ののんびりしたのび太地方にいらぬ荒波を立ててくれる(怒)唯一の受験で入学する中学だ。入試に関しては適性検査、作文、面接、調査書(参考)らしい。適性検査に関しては、表や統計を見て分析したり、示された文章に関して自分の考えを記述するもので問題の意味が理解できなければ答えられないもので通常の学校のテストなどとは明らかに異なる。おまけに入学後も、1,2年のうちに中学3年間の中学課程を終え、独自カリキュラムを組み、コミュニケーション能力や思考力を高める教科を開設する・・・らしいが・・・こんな学校にのび太は入学してやっていけるのか?!というか、そもそも、適正検査や作文の入試を突破できるのか?もし、不合格だった時、どうなるのか?しかし、本人が「やってみたい」と強い意志を持って決断した時に、あああ・・・どうしたらいいのか???母としてはフツーに学区内の公立中学にフツーに進学して心配事は絶えないと思うのに、あああ・・・何故だ?!うぐぐぐ・・・