自分探し。

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Nice!

続き。対人関係がうまくいくようになったと喜んでいたのは一瞬のことで、やっぱり私はどう頑張ってもうまくいかないんだ・・・再び、高校の時と同じような絶望感が襲い、毎日涙を流すようになりました。サークルもやめて、友人との交流も狭くして、会話にもほとんど参加しなくなり、学校は休まなかったけど講義で発言するようなこともなくなり、昔のような「おとなしい、暗い子」に戻りました。そうして私は1人孤独に、次の目標に向かい始めました。次の目標というのは、「大学を受験して合格すること」です。それは前々から考えていたんだけど、対人関係がうまくいってた時には、この目標は忘れていました。しかしなぜか、うまくいかなくなった途端に、「大学に行かなければ!」という目標、というか変なプライドが出てくるのです。学びたいことがあったわけではなく、勉強熱心だったわけでもない。それなのに、なぜそんなに大学へ行くことにこだわったのか・・・一番の理由はやはり、「周りの人達を見返したい」という気持ちが大きかったと思います。それと、モラトリアムの期間を延長したかったことも大きな理由の一つでした。私は自分が何者なのか分からない。子供の時から感じている違和感の正体がさっぱり分からない。無口だと失敗して、喋っても失敗する私は、これからどう生きていけば良いのか分からない。こんな状態で社会にでれば、また失敗を繰り返すだろう。だから社会に出る前に、自分探しをするための猶予期間を欲しいと思いました。短大の2年間はあっという間で自分探しどころではないので、もっと考える時間が欲しいと思ったのです。親のすねはかじっていません。大学の学費はアルバイトで稼いだ自分のお金で支払っていました。奨学金も貰っていなかったので、100%自費でした。それについては色々と事情があるので別の機会に書きます。