[シリコンバレーでの私たちの暮らし][香穂の学校]香穂の卒業式

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Nice!
今日の夕方6時から香穂の卒業式でした。先週の金曜日から、授業自体はなくて、予行演習ばかりしていた香穂。 「高校卒業する気分は、どう?」ってきくと。 「あのさー実感がわかないのよ。実感がわくようになりたい」 って言います。そうかー。そりゃ、義務教育15年やってきた香穂です。実感もわかないでしょう。 カリフォルニアの高校を卒業できる人は、7割。あと3週間で終わりというところで、親友の子が一人学校をやめています。幼なじみで勉強が苦手で、いつも「もう少し、あとちょっと。」とはげましていて、友達も 「香穂、一緒に卒業しようね」 と言っていた子です。 最後に学校を辞めたので、がっくりした香穂。 それでもがんばって学校に通っていました。 卒業式は、もう日本のように静で涙というのでなくて、もう大騒ぎ。完全なお祭りです。 香穂は、日本語補習校のような堅苦しい卒業式は苦手で、こっちの方が好きだそうです。 恒例の帽子投げ。 D 私もこの卒業式のほうが好きかも・・。 御式が終わって、音楽の部屋にいったら、後輩たちが、おいおい泣きながら香穂にすがりついて来たらしく・・。 香穂と同じトロンボーンを担当していた後輩のK君は、 「これ、お前に渡すの、すごく辛いんだぜ。」といいながら、 image この紙バックをくれたそうです。 あっ、そんなことを言ってくれるっていうのは、K君の宝物だ。 と思って、香穂は 「大事にするよ。ありがとう。」 「ほんと、俺の宝物なんだ。大事にしてくれよ。辛いよ」 と言われて、あけてみたら・・。 image キットカット36個入り。K君、ナイス! 香穂とK君は、バンドでも有名なチョコレートホリックで、特にK君は、世界で一番好きな食べ物は、キットカットというくらいです。 香穂も好きなので、バンドで疲れるとこっそり二人で食べていたそうです。 K君は、涙ぐみながら、 「香穂、HUGしてくれよ。」 っていって、HUGして別れたそうだ。 帰宅しようと思ったものの、バンド(吹奏楽部)の後輩が、みんなくっついてきて、ひっぱられ、タコのようになって、なかなか教室から出て来れず・・。 待たされた私たちは、日も沈むグランドで、最後の記念撮影です。(上記の写真) 卒業おめでとう!!香穂。義務教育終了だね。