昨日は、鹿県情緒障害教育研究会主催の冬季研修会に行ってきました。参加対象は学校の先生向けですが、教育学部の学生さん達や保護者など教師ではない方もチラホラみえられておりました。200名ほどの参加があったようです。テーマは「応用行動分析の理論と実際」講師は、肥後 祥治 (熊本大学教育学部障害児教育学科准教授)先生です。うちの殿の子育てをするうえで、応用行動分析は必要不可欠と以前から思っていましたので研修会に参加出来てラッキーでした。保護者の参加を応諾して頂いた主催者様に感謝ですしかし、今回の研修内容は先生だけじゃもったいない。保護者にも学生にも支援関係者にも聞かせたかった。講師の先生から会場に向けていくつか問いかけられ、考える時間を与えたのち受講者から回答を得る内容もあったので、まったく受け身ではいられず座った席によってはマイクを向けられかねない緊張感が全体を引き締めた感じがして良かったです。今回の研修で感じたこと。応用行動分析などの種種の技法云々のまえに大切なことの自覚と自戒。子どもの育ちに関わる人に必要な資質は先ずハート。テクニックを活かすのは、そのハート 今回の眼から鱗。それは肥後先生が言われた「先生の困り感と子どもの困り感は違う」 の一言。先生の困っていることは、”子どもへ指示が通らないこと”が主。指示が通りさえすれば、問題は解決されたと思いやすい。しかし、子どもの困り感が解決されていなことを見落としてしまいがち。これって、先生だけじゃなく保護者にもそっくり当てはめられるのではないかと思われて、障害児育児におけるヒヤリハットの一言でした。指示通りに子供が動いてくれるとなんの問題も感じません。だけど”上手くいっている”と思っている子どもの内面に改めて目を向けることが大事なんだとハッとさせられました。