平行線

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Nice!

何故か、連載モノの記事になっております。今回、3話目・・・まずは、その1とその2からお読みください。私と先生が話し合いをした次の日、「今日はNくんは何も嫌なこと、言わなかった。 けどさ~Rくんがまたしつこく『のび子~』とかってからかうから 頭にきて蹴ったんだよ。 そしたら先生が『蹴った方も悪いから謝れ』って。 ボクはやられたからやったんだ。 Rくんがボクに嫌なことを言わなければ蹴ったりしないのに!」・・・・・はぁ~・・・・・本当にガックリ・・・何故なんだろう。先生、自分の言っていることとやっていることの矛盾をどう考えているんだろう?「お母さんはのび太は間違ったことをしているとは思わないよ。 お母さんがのび太だったとしても、 同じように仕返ししていたと思うし、 絶対に始めに嫌なことをいったりやったりしたほうが悪いと思う。 だけど、万が一、のび太がたとえ仕返しでも手や足を出したことで 相手が怪我をしてしまうかもしれない。 そしたらのび太が悪いことになってしまうんだよ。 だから、言い返すのはいくら言い返してもいいと思うけど、 手や足を出すのだけは我慢した方がいいよ。 でも!お母さんは手を出しても足を出しても のび太は間違っていないと思う。 だけど怪我をさせたらどうしようもないんだからね。」・・・・・なぁ~んて話をしていたら、MK先生から電話・・・・・「今日、Nくんには注意しました。 涙を溜めて『もうしません』って言ってました。」・・・そうですか・・・「Nくんは今日はイジワルしなかったと、言ってました。 でも今日Rくんとのことで やっぱり納得いかないことがあったようです。 やられたからやり返したのに『やり返したのも悪いから謝りなさい』 と言われたのは、やっぱり納得いかないようです。」「あ、それはのび太くんもRくんを蹴ったということで どちらにもお互いに謝らせました。」・・・・・私は電話が苦手なのだ。相手の表情も見えない不安で言いたい事の半分も言葉に出来ないし、第一、電話の音声が聞き取りづらいのだ。それに、今、冷静に先生と電話で話せる精神状態ではなくなっている。で、もう面倒くさくなって、「あ、そうですか。ああ、はい。はい。 わざわざありがとうございました。」なんて、心にもない相槌を打って電話を切った。連絡帳だ!思いのたけを書いてやる。「先生の対応だと、やられたほうはやり返さずに我慢しろ、と言うことでしょうか。のび太は相手が嫌がらせを仕掛けてきたから我慢できずにやり返したのです。もちろん、暴力はいけないことだと思います。でも、始めに相手の嫌がらせがあってやり返したのです。「どちらも悪い。謝りなさい」ではやられる側はいつまでたっても腑に落ちないまま、やられ続けるしかない感じがします。」それに対する先生の返事の要約です・・・私の言いたい事がうまく伝わっていないようで残念です。のび太くんは私が受け持った当初はやられっぱなしで泣くばかりでしたが、最近はやり返せるようになったことは成長だと思って見ています。自分の息子だったら「よくやった!」と拍手してやりたい気持ちです。しかし教育という現場で教師という立場上、「やったほうも悪い、でもやり返したほうも悪い」と対処せざるを得ません。もちろん始めにやったほうには厳しく叱っています。・・・云々・・・。いくら先生の気持ちはのび太を誉めていたとしても伝わらなければ意味が無い。それに先生の立場上、のび太が腑に落ちないまま、嫌がらせを受けなければいけないのはやっぱり納得できない。この先生が担任である以上、のび太はやり返したら叱られっぱなしになるということだ。今朝、連絡帳に書いた返事です(要約)「何度もすみません。やられたほうとやり返したほうの非の比重が同じように対処されることはやはりおかしいと思っています。先生のお立場も理解しているつもりですが、先生の立場上、やられた側も叱られるのは疑問です。やられた側も仕掛けた方と同じように扱われるのであれば仕掛けたほうも『やり返したのび太も悪い』と認識します。その場を収めても『始めにやった方が悪い』ことを強く教えない限り、根本的な解決になっていないような気がします。」ここまで言っていいのだろうか・・・?と思いつつも、書かずにはいられませんでした。多分、どこまで言っても平行線なのはわかっている。ああ・・・私ってやっぱりバカだよね。のび太の方がよっぽど冷静だよ・・・