( 俺様は元気です☆ )学校では クリスマス・ツリーが飾られています。校長室の横には 校長先生がご自宅から持ってきてくれた素敵なオーナメントとまこちゃんの卒業制作のオーナメントが 素敵に飾られています=飾った私が自画自賛(笑)学校のクリスマスのライトは そろいのものが無かったので、我が家から中古のライトをプレゼントして飾りました(米国から輸入したので安価でした)ツリーを飾った翌日は オランダからのお客様がみえました。まこちゃんの学校は いろんな国から見学のお客様もいらっしゃいます。外国では 9年間の教育は珍しくないと思いますが、上級生が下級生を思いやり、日本的な文化も道徳観も 市民意識も教育するというシステムがあることは 興味深いかもしれません。今週は 2学期の期末テストの週です。まこちゃんが受けるのは 3教科のテストです。英語・数学・国語です。苦手な国語は 縦書きの問題や解答の書き方に慣れるためです。テストは「評価」として受けるのではなく、「テストを経験する」という「参考」で受けます。クラスメイトと一緒に ワークもノートも提出します。一緒に提出するのを まこちゃんが忘れることも多くあるので(みんなが集めている状況がよくわかっていなかったりします)その時は 特別支援学級の先生にお願いして提出することになっています。テストは みんなと一緒の教室ではなく、違う部屋で 私が支援しながらテストを受けることになっています。問題の漢字が読めなかったり、ワークや教科書と違う「ことば」で出題されると意味がわからなくなるので、少し ことばの支援をしています。=支援のある受験という形です。クラスメイトのみんなにとっては まさに受験のかかった重要な試験です。週末の我が家では 私が=「やだ〜〜2次関数やりたくない〜〜〜」と うるうるしていたのですが とうとう観念して・・・数学のワークを まこちゃんといっしょにやっています。見開きB4をA3に少し拡大して、文字を読みやすくして(文字が小さいと 認知して読むことが難しいことがあります)いっしょに読んで、読めない漢字にひらがなをふりながら いっしょに読み、問題を解いて=それから ワーク・ブックに記入します。二次関数のグラフでは 放物線のグラフを描きますが、たとえば 0.25のアバウトに点を打つとか、0.81とか 0.45とか 微妙なところで「おおよその場所に点を打つ」ことが 彼らにとって「どれだけ難しく 気持ちがすっきりとしない」ことなのか・・・わかる人には わかってもらえると思います。この「アバウト」な数値を 「いいかげんな=ここらへんじゃないかな〜、ま、いっか〜」で打てない・・・そのこだわりに対して・・・「ま、いっか=」で妥協させるという この残酷ともいえることが 必要なんですよね=数学にも・・・(汗)いま、すっきりと 1+1=2 4÷2=2 とすっきりとした式を解いている子どもたちも、将来は この「いい加減でアバウトな グラフを描く日がやってくる」のです。考えただけでも・・・ひぃ〜〜〜〜って感じですよね(大汗)+(笑)と・・・とにかく・・・どうにか がんばってやっています!家庭科の宿題の 「幼児のための布絵本」は現在、制作中です。毎日、毎日、少しずつ、こつこつと縫っています。が・・・ベースになる 布がとても質が悪くて、布が厚かったり 薄かったり、そしてやたらと糊がついているせいなのか何なのか??? とにかく、普通の「針」がぬけてこないんです。=普通に縫えません=私もかなり苦労するくらいぬけません。ので・・・まこちゃんが この布を縫うときは 秘密のアイテムを使うことにしました・・・それは・・・「ラジオ・ペンチ」です(笑)針を布にさすまでは良いのですが・・・・布から 針のおしり(糸がついている穴の部分)を抜くときに 抜けなくて大変でしたが、指先の力がよわ〜〜〜い俺様でも・・・ラジオ・ペンチのお世話になると す=====っと抜けてきます。縫い物用に 指先につける小道具ですめば良いのですが、針をおしても引いても 抜けません!という場合には 秘密のアイテムが役に立ちます。使ってみると 笑えるほど簡単です。でも 縫い物にラジオペンチですか〜〜って・・・俺様が自力で縫えることが大事ならば、「小道具の工夫は何よりも大切!」これは、まこちゃんが小学生の時・・・Y小学校の図工の先生に教えてもらった言葉です。「子どもが自分で思いのままに絵を描けるようにするためには 筆や小道具を まこちゃんが描きやすいものに用意しておく支援が必要です」子どもが自分を表現するために必要なのは 少ない道具で苦労して描くよりも、支援に必要な物をそろえて、楽に描いた方が自由に表現できる幅が ぐ〜〜んと広がります。B区のY小学校では はじめは 講師の先生が来て 音楽・図工を指導してくれていましたが、校長先生にお願いして 学校内で指導している専科の先生にお願いをしたのです。毎日の生徒の様子を見ている先生達も、はじめての体験ではじめはとまどっていましたが、子どもたちのようすを見ながら いろんな工夫をしてくださいました。そして、さすが!専科の先生は違います! 子どもたちの目の色が どんどん変わりはじめて、表現が豊かに 広くなっていきました。(当時のことなので、学校経営が違う今は違うかもしれませんが・・・)いま、学校は講師の先生がいなければ 学校がなりたたない・・・と言われる状況になっています。でも、それって 健全な学校の状態ではありませんよね・・?? いつまでも「組合」の管理で学校を運営するのではなく「主人公は生徒なんですよ」という原点で 教育を考えていただけたら、子どもたちの人生がかわるのに・・・と思いました。この「講師がいなければ学校がなりたたない」と言われているのは ○十年も前からの慢性的な教育界の大問題です。学級の生徒数が20人定員で運営される 先進国並みの学校になったら、生徒も先生も潤うと思います。それができないのは、日本の教育・文化の意識が まだまだ貧困だからなんでしょうね・・・と思います。