まぎれもなく小児メタボなYOOちゃん。4年生に進級するとき、本人の希望で入れてもらった部活(ソフトボール)も、入部したての頃は張り切って参加していたが、夏を境にすっかりサボっており、幽霊部員と化していた。運動不足の割に、旺盛な食欲はとどまるところを知らず、肥満した体をもて余すあまり、もはや外出さえも面倒臭がるようになってしまった。「これではイカン!!」「身体を動かすのがめんどくさくて短気になってるんじゃないか?」と、最近の調子悪さは運動不足に起因してるんじゃなかろうか・・と思った父は一念発起し(ほんとは自分のメタボ対策のタメ)毎夕、嫌がるYOOちゃんを連れてウオーキングを始めたのだった。父が一緒に行けない時は母と一緒に・・・出かける前には決まって不機嫌になり、時には怒って奇声を発したりして外に連れ出すのに毎度毎度骨の折れる作業ではあった。それでも何とか一ヶ月続けるうち、YOOちゃんの様子に変化が起こり始めた。突然、野菜を食べるようになった。おかわりのご飯の量をセーブするようになった。大好きな肉も残したり・・・・もちろん理由はある。「野菜を食べない人はいっぱい歩きます」「ご飯をたくさん食べる人は、たくさん歩きます」・・と暗示をかけておいたから。一ヶ月の成果は-900グラムだったが、本人も実感が湧いたようで、すごく喜んでいた。2ヶ月目に入り、父とは一緒に行きたがらなくなり、母とばかり行くようになった。納得しているのか、出かける前にグズる事もほとんどなくなった。最近では、母がノリノリなので家族総出で歩いている。とはいえ、YOOちゃん自身はイヤイヤ歩いていることに変わりはなく、ついには・・・・「部活したら歩かなくていいですか?」とのたまった。「部活で運動したら歩かなくてもいいです」と答えはしたものの・・・・「・・・・・・・・・・・・・・」そんなに歩くのイヤか・・・・・・。