私が子供の頃から抱えていた最大の「違和感」は、「得意なこと」と「苦手なこと」が人と違う・・・ということ。誰にでも「得意なこと」「苦手なこと」があるということや、それが人それぞれ違うということも分かっていたけれど、私はそれが、あまりにも大きな隔たりがありました。みんなが出来ることが私は出来なくて、放課後遅くまで残ってやらされたこともあれば、みんなが出来ないことを私は出来て、クラス全員が放課後残されている中、私だけ先に帰っていいと言われたこともあった。どちらも、私、1人だった。みんなが簡単だと感じることが、私は難しい。みんなが難しいと感じることが、私は簡単。私1人だけ、ほかのみんなと感じ方が違う。「難しいことが出来て簡単なことが出来ないのは変だ」「性格がひねくれてる」と、よく責められていました。とても辛かったです。人と感じ方が違うということが辛いのではなく、それを責められることが辛かったのです。人と違っててもいい、同じじゃなくてもいい、・・と、誰かに言ってもらいたかった。