親友○○君の引越しの日がやってきました。○○君が転校する話をした時、号泣したぽよすけ。見送るなんて酷かなぁ…また泣いちゃうかなぁ…でも、○○君がいなくなるって事をちゃんと納得して欲しい。 ぽよすけは見送りに向かう途中、何度も「行きたくないなぁ…嫌だよ僕~」と言っていました。お別れするのが嫌だから行きたくないのか、ただ面倒だからなのか… ○○君の家に着くと、予定より時間がかかっているようで、まだトラックに荷物を積んでいるところでした。「おーい、○○くーん!…お邪魔しまーす」と、めちゃめちゃ忙しい○○君の家に勝手に上がりこんでしまいました…「こらーっ!!こんな大変な時に上がっちゃいけんやろ!出ておいで!」と叫んでも返事は無く…そのうち○○君と弟とともに外に出てきて楽しそうに遊んでいました。 しばらくして荷物の積み込みが終わり、トラックは引越し先へ向かいました。○○君のお母さんが、「まだ掃除が残ってるから、当分終わりそうにないよ~」と言うので、見送らずにお別れすることにしました。○○君は雰囲気を感じ、寂しそうな表情になりました。「ぽよすけ、○○君と握手しー」と言うと、ぽよすけは「嫌!!」と○○君から離れて行ってしまいました。携帯で一緒に写真を撮ろうとしても身をかわし逃げて行きました。「ぽよすけ、ちゃんと○○君にお別れせんと。今度いつ会えるか分からんのよー」と言うと「嫌だ!」と言って遠くに逃げてしまいました。仕方ないので私だけ○○君やお父さんお母さんにお別れの挨拶をして、私達が見送られて帰りました。 泣いてもちゃんとお別れして欲しかったな…でもぽよすけにしたら、学級で○○君のお別れ会があったし、きっとさよならも言ったんだろうし、ぽよすけの中では『お別れ』は終わっていたんだろうな。大好きな○○君と何度もお別れするのは辛かったのかも知れない。 ○○君のいない新学期は不安だろうし、しばらくは○○君の話題には触れないようにしよう…