どんぐりの家というマンガを知っていますか?聴覚障害と知的障害を併せ持つ圭子ちゃんとその家族の話しです。設定が今よりもだいぶまえなので、周りの偏見なども今よりもひどく、読んでいてつらくなるほどです。光とともに・よりも、重く、そして家族の苦しみをリアルに描いている。状況や環境は今のほうが格段よいけれど、多かれ少なかれ、家族が持つ悩みや絶望は障害をもつ子どもがいる人には共感できるのではないでしょうか?この話しは絶望では終わらないのです。子どもたちが安心して暮らせるように、作業所を作っていくのです。そこにはたくさんの苦労が描かれています。現在、当たり前のように作業所があるように感じます。けれど、そこに至るまでの過程はどれほど大変だったことか・・・・今よりも、もっと住みよい暮らしにするためには、どうしたらよいか・・・そんなことも考えるきっかけになります。