今日から春休みののび太。朝から、春休みの宿題に取り掛かっている、生真面目な自閉くん。昨日、学校の机の奥で?ぐしゃっとなってたらしい、テストの答案をごっそり持って帰った。なんというか・・・落ち着きなく書いているのがわかる。〜算数〜90×30=270 (「慌てて0、書き忘れちゃった」)〜国語〜「ねまき」と書くところを「ねまぎ」と書く (「何で『゛』つけちゃったんだろう?」)爆笑〜!!!〜理科〜問題「バッタを入れ物で飼います」 (虫かごにバッタが3匹いる図) 問い1・・・「バッタのすみかはどこでしょう」 のび太の答え・・・「虫かご」 (正解は「草むら」) (「だって、このバッタの今のすみかは、虫かごだ、 って、図を見たら思ったんだもん」)ごもっとも!!算数と国語のあわてんぼミスはともかく、理科のような「見たまま答え」て間違えるのは、やはり、自閉ならではのミスは本当に多い。以前も挿し絵に惑わされて間違えたこともあるし、ま、要するに文章をちゃんと読んでいない・・・ということもあるが、引っ掛け問題に、まんまと引っかかっちゃうカモなのだ。そんな間違いばかりで100点を逸して、悔しがるのび太。「でもさ、落ち着いてゆっくり読んで書けば、 みんな100点だよね。 お母さんは100点だと思っているよ。」「でもさ、理科の『バッタのすみか』は なんだか納得いかないな〜 だって、虫かごの絵が描いてるのに、 答えが『草むら』なんてずるいよ〜!」「確かにね〜 あんな絵が描いてたら、お母さんも『虫かご』って 答えちゃうよ〜 でも、もっと学年が上がるに連れて、 ああいう問題が増えてくるんだよね。 だから、ゆっくりしっかり読んで考えて答えないと。 早く書くことで、損をすることが多くなるんだよ」「あああ・・・そんなの考えられないよ〜」ちょっとのび太がブルーな訳はもうひとつあるのだ。通知表の「文字を丁寧に書く」が3段階評価の一番悪い「もう少し」評価だったから。でも、仕方がないのだ。本当にのび太の字は、年々、乱雑になっている。のび太もわかっている。だけど、ゆっくり丁寧に書く、ということは、頭でわかっていても、なかなか実行できないらしい。で、評価で改めて示されるとやはりショックなのだ。「あああ・・・この一個だけの『もう少し』が 許せないよ〜〜〜!」この悔しさをバネに、もう少し丁寧に書いてみたら???何はともあれ、1年間、本当に頑張ったね。いつも全力投球ののび太。お疲れ様。