身近にいた味方。

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Nice!

雪が溶けてきて、数日前からやっと外で遊べるようになりました。遠くには行けないので、いつもアパートの前で遊んでいます。この前、近所の2才の男の子(K君)とママが外に出てきたので一緒に遊んでいました。K君ママは、喋り方がとても丁寧でゆっくりなので、私は近所のママさん達の中でK君ママがいちばん話し易いです。冬の間は全く会う機会がなかったので、久々にお話しました。会話の途中で、K君ママが突然こんなことを言い出しました。「うちの子、何となく他の子と違うような気がするのよね・・。ちょっと変わってるところがあって・・。発達障害かもしれないと思って、今色々調べてるの」K君ママの口から突然「発達障害」という言葉が出てきて、私は驚きました。今まで幼稚園ママの何人かに息子の障害の話をしたことがあるのですが、「発達障害」という言葉自体みんな知らないので話が全く通じなくて困っていたのに、こんなに身近に「発達障害」を知っている人がいたなんて。でも、私が見た限りでは、K君は普通の2歳の男の子。だから私は「K君は全然変じゃないよ。気にしないほうがいい」と言いそうになりましたが、言うのをやめました。私も息子が2才頃から、他の子と何かが違う・・と思って、育児相談員や保健師さんに何度か相談したんだけど、「全然変じゃないですよ。普通ですよ。気にしないで」と言われるだけでした。「何かが違う」というのは、育てている親にしか分からないのかもしれない。この違和感を自分だけで抱えるのは苦しいから、誰か分かって欲しい、という気持ちで相談に訪れているのに、「気にしないで」という言葉は、かえって酷です。私はK君ママにはまだ息子の障害のことを話したことがなかったので、この機会にカミングアウトしました。実は息子も、そして私も発達障害を持っていること。定期的に病院へ通っていること。息子は明るくて元気なので一見問題無さそうに見えるけど、実は同じ年の子が簡単に出来ることでも、息子には出来ないことがたくさんあること。感覚過敏で、苦手なことがたくさんあること。K君ママは、「えー・・全然気付かなかった」と驚きながらも、「対応の仕方とかで、こうして欲しいというのがあれば、なんでも言ってね」・・と。まわりは敵ばかりだと思っていたところに、思わぬ味方がいたことを知り、少し安心した出来事でした。