毎晩、数回にわたってタンコロの寝顔を見に行ってる。寝顔は、タンコロの一日を物語っているようでね。交流学級に行くにしても、先生に引率されることもなく、決まった時間に交流先に向かい、決まった時間に一人で帰ってくる。教室では漢字の書き取りに熱中し、いつの間に何処かに行ってしまうという脱走行為もなくなった。きっと、充実した時間を過ごせているんだろうね。そうしたタンコロの瞼の向こう側には、なにが見えているんだろう。タンコロの寝顔を見てると、そんなことを思っちゃう。まるでドラえもんの四次元ポケットのように、ボクには分からない果てしない世界が広がっているのかな。少しでもいい。その独特な世界を、表で表現できならな。ボクは、タンコロのために何をしてあげられるんだろうね。(携帯より)