ことばを使いこなす難しさ

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Nice!

元々のび太の「ことばの遅れ」から障害を疑った私。あの頃もしゃべってはいた。でも、テレビやビデオのセリフの真似やオオム返しのみ。「会話」ではなかった。始めは「アスペルガー」と診断されたものの、「言葉の遅れ」が顕著、ということでその後、「高機能自閉症」「広汎性発達障害」などと診断が付いた。なんとか会話らしくなってきても、「どうしたの?」という問いに、うまく説明して答える事はできなかった。今でもそうだ。何かあって説明したくても、「あ〜〜〜!なんて言ったらいいかわかんないよ〜〜〜!」と、パニックになる。宿題を添削していても、「〜は、どういうことですか?」などの、説明文を答えさせられるような問題は苦手だ。答えは判っていても、私が読んでも 正直、何を書いているのか、何を言いたいのか、判らない文章を書いている。年に一度「学習度到達テスト」というものがあるのだが、その診断コメントにも「国語・・・『効果的に書くこと』『自分の考えを明確にして書くこと』 『分の構成を考え工夫し書くこと』を頑張りましょう」・・・という、評価だった・・・。(ちなみに算数は97点で問題なし)先日、ニュースを見ていたら、「高架橋の下での冬の事故、多発」とあった。「のび太、高架橋の下で車のスリップ事故が多いんだって。 のび太が理科で習っていることが理由だよ。 理科の問題に「どうして高架橋の下はスリップ事故が多いのですか?」 って出たらなんて答える?」「あ〜!うんうん! え〜っと・・・・・・・え〜〜〜〜〜〜!!! 判ってるんだけど、なんて答えたら言いか、わかんないよぉ〜〜〜!」「ゆっくり考えてごらん! どうしてスリップすると思う?」「道路が凍ってるから。」「そう!じゃあ、どうして高架橋の下が 凍ってるんだろう?」「あ、あ、あ、ほら! トンネルみたいになってるから、太陽が当たらないから!」「そうそう! 太陽が当たらないとどうして凍りやすいの? それに溶けにくいんだよね」「あ!太陽が当たらないから気温が低いままだから」「そう! じゃあ、『答え』の欄になんて書く?」「えっと・・・高架橋の下は太陽が当たらなくて温度が低くて、 凍りやすいし溶けにくいから!」「ピンポ〜ン!」文字にすると、スムーズな会話に感じますが、実際は答えに到達するまでかなり時間もかかるし、どもったり、変な言葉遣いしてたりで、たどたどしいやり取りが続いて、やっと、答えにたどり着いています。でも、「苦手意識克服」のために、普段の生活で、楽しく練習できればいいかな〜?でもね・・・これって、親の私の気持ちの余裕があるときじゃないとできないんですよね・・・うまく言葉をまとめて説明する・・・って、ほんと、難しい。難なく、すらすらと饒舌にしゃべるのび太の同級生って、本当にスゲー!!!・・・なんて、心の中で感心してしまう私。何かいい方法、ないかなぁ〜・・・