ふと、コトよりツヨのほうがよく笑うなと思いました。ツヨは朝起きてくると、まずケラケラっと笑います。私に抱っこしてきて、甘え、いつもと同じように過ごすことで、安心した、楽しそうな笑顔をみせます。コトは・・・いろいろ考えているんだろうな。屈託なく笑って甘えるツヨのこと。お姉さんにもなりたいし、ただ甘えていたい気持ちもあるし、幼稚園に行って遊ぶことはもちろん、新しいこと、覚えること、やらなきゃいけないことがたくさん。淋しいの?と聞くと、ううん。と答えます。そう、むしろ家では遊んだり、会話をしたり、いろんなお手伝いも、私はコトと二人で何かをすることがほとんどです。ツヨは・・・じゃれてくるので抱っこしたり、ちょっと言葉を覚えさせようかと試行錯誤してみたりするぐらいで、ビデオも自分では選ばない、関わってこないツヨは差し置いて、コトの好みで見たり、絵本もコトと一緒に読んでツヨは関わってきません。ツヨが甘えてくると、ツヨを抱っこする私の横にきて、「次はあたし。」。家族が大好きで、いつも一緒にいたい気持ちの強いコトです。コトは自分の力で育つだろう。確かに育ちました。ひらがなも数字も覚えました。ツヨに手をかけてやらなければと思ってがむしゃらに走ってきたけれど、まてよ、コトもいつまでも小さくない。同じ年の子のなかでも決してできるほうではないし、もっと伸ばしてやらなければいけない時期かもしれません。もうすぐ春休み。コトにもいろんなことを体験させたい。習い事もさせたい。でも中度(重度が近くなってきました)の知的障害をもつ自閉症のツヨを連れて、一緒に出歩くということが、この先もっと難しくなるのは避けられません。外出はどうしてもツヨのこだわりに皆が付き合う形になってしまいます。我慢をさせるばかりで、なんだか少しコトが気の毒に思えてきました。何か他の人の手を借りなければ・・・。 よかったら応援のクリックをお願いします! ↓