前回の「がっかりだよっ!」の、その後

26
Nice!

昨日、「がっかりだよっ」と、
心の叫びを記事にしましたが、
ここはやはり、先生に訴えねば・・・

・・・と、連絡帳に書くことにしました。

まず、ちゃんと、ことの次第をのび太に聞かねば・・・

と、聞いたところ・・・

「どうすればいいですか」の質問に「自分で考えろ」と言われたのは本当。

みんなに笑われても先生は何も言ってくれなかったのも確か。

でも、みんなそれぞれ片付け始めたときに、
先生がのび太のところに来て、
要らない物は捨てる、
道具箱に入れるもの、家に持ち帰るもの、など、
整理の仕方を教えてくれたとのこと。

だから、連絡帳には書かないで欲しい、と、
のび太は言うのです。

連絡帳に書くと、宿題などを自分で書くときに、
周りの友達に見られるからイヤだ・・・と。

じゃあ、封筒にお手紙ならいい、
とのび太からOKが出たので手紙を書きました。

「『机の中を片付けよう』というときに、
 漠然とした指示ではのび太はどう片付ければいいか、
 分かりません。
 分からないことを質問したときに、
 『自分で考えろ』と言われたことがのび太にとっては
 ショックだったこと。
 分からないことの意思表示が出来たことは
 かなりの成長だと思うので、
 それを突き放されたことは残念に思うこと。

 また、その際に、クラスのみんなに笑われたことも
 のび太は気にしている。
 のび太は笑われるようなことはしていない。
 ここで先生からフォローして欲しかったこと。」

・・・などを、「なるべく」親としての感情をいれず、
のび太の気持ちを代弁するつもりで書きました。

・・・で、先生からのお返事を持ち帰ったのび太。

「お手紙の件に関して、結果的にのび太さんを
 傷つけてしまい、申し訳ありませんでした。
 あの時は一度に複数の子供たちが発言しだして、
 騒然としていたときでしたので、
 配慮に欠けた対応をしてしまいました。
 片付ける際には、
 のび太さんに個人的に指示を出しました。
 のび太さんも指示を理解し、きちんと片付けていました。
 今後はこのようなことのないよう、
 のび太さんの気持ちに寄り添って行きたいと思っています。
 ・・・・・云々・・・。」

確かに先生は大変だ。

私も人に教える仕事をしていたし、
10人の子供すら集中させるのだって至難の業だ
ということも経験から理解できる。

しかし、仕事というものは、常にプロでなければいけないのだ。

私が新講師として研修を受けていたとき、
「講師歴30年の先生もあなたたち新講師も、
 同じお月謝をいただいている。
 そこに生徒の理解度の差があってはいけない。
 音楽教育のプロとして、お金をいただいている以上、
 新講師だからとか、子供の素質がないからとか、
 練習してこないからとか、そういうのはすべて言い訳です。」

と、常々言われてきた。

「仕事」というのはそういうものだ。

これでお給料をいただいている以上は、
忙しい とか、大変だ とか、相手の資質が とか、
そういうことは言い訳にしかならない。

もちろん、いつでもどんなときも100点でなければいけない、
ということではなく、
常に要求されている仕事に100%向かわなければいけない、
ということだと思う。

私だって、KP先生にいつでもどんなときも、
のび太に配慮して欲しい、なんて思っていない。

これがのび太の担任になって間もないなら、
まだ理解できる。

しかし2年間ものび太を担任してきた。

私も2年間、のび太の困り感を訴えてきた。

だからこそ、のび太が分からないことを訴えたときくらい、
誠実に対応して欲しかった。

KP先生、今回の件に限ってみれば「教育のプロ」としては失格だと思う。