「配慮をお願いする文書」5年生版

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Nice!

知らなかったですが・・・4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デーらしい。自閉症をはじめとする発達障害の啓発活動を推進するらしい。     詳しくはこちら→「世界自閉症啓発デーHP」それはともかく・・・はああ・・・ついに新年度が始まった。来週にはのび太も新学期が始まるし・・・・この時期、毎年恒例の「配慮をお願いする文書」を考えねば・・・と、動きました。私は世界に自閉症を啓発するより、のび太の新しい担任にのび太の特性を啓発しなければならないのだ!!!○○先生へのびのび太の母親です。新学期早々、手紙で失礼します。のび太は他の多数のお子さんとは多少違った成長、発達をしており、そのため配慮が必要な部分があります。その点に関して知っていただきたく、文書を作りました。お忙しい中、申し訳ありませんが、読んでいただければ、と思っております。昨年はお友達から嫌がらせを受けることも多く一時は学校に登校するのも渋った時期もありました。問題が小さいうちにのび太に見合った対処をしていただくためにも先生方にご迷惑をおかけしないためにものび太の特性を知っていただきたいと思っております。お手数をおかけすると思いますが、親子共々、どうぞよろしくお願いいたします。(ここまでは手書きで書きます)(ここからはパソコンで文書を作りました)のびのび太は発達障害の診断を受けています。発達障害は生まれつきの障害で、環境や育て方による障害ではありません。幼稚園から入学後も先生方の配慮、療育等での訓練で、ここまで成長してきました。先生がのび太と接していただく上で知っていただきたい事柄をまとめましたので参考にしていただければと思っております。①口頭の指示だけでは伝わらないことが多々あります。 時間割などの予定の変更、時間割以外の持ち物の指示、 複数の作業を同時に行う時など 箇条書きにして、示していただければ伝わります。②良くも悪くも、周りの意見や雰囲気に流されてしまいがちです。 自分の思いとは裏腹に、強い主張に流されてしまいがちなので、 修正してくれる「正しい意見」や「大人の目の判断」を お願いしたいです。③何かトラブルがあっても、うまく物事の筋道を立てて、 説明するのが苦手です。 文字などにして示して、冷静に聞いてくだされば、 落ち着いて説明できると思います。④予定外の出来事や突発的な出来事に パニックになることがあります。痛みにも弱いです。 必要以上に大騒ぎしているように思われることもありますが、 本人の精神的苦痛は私たちが感じるより 非常に大きいダメージです。 気持ちを察して声をかけてくだされば落ち着くと思います。上記の事柄は発達障害ゆえの困難さです。同じ障害でも困難さはひとりひとり違いますので、のび太の特性を知っていただき、のび太に合った配慮をしていただくことで、先生方にもご迷惑をかけず、のび太自身も楽しく学校生活を送れるのではと思います。親としては、心配は尽きず、もっとお願いしたいことが山積みであるというのが本心です。学校で何かありましたら何でも連絡していただければ、家でも対処していきたいと思います。ひと手間かかる子供ですが、どうか温かい目で見ていただければと思っております。どうかご理解、ご協力をお願いいたします。     のびのび太の父・母まあ、ほとんど昨年の文書と変えていないんです。この文書をちゃんと読んでくださっていれば友達とのトラブルの時もあんなにゴタゴタしなくても済んだんじゃないの?なんて今更ながら思ったり・・・結局、ここまでこちらが気合を入れて文書を作っても読む側の担任がどこまで理解し、受け入れてくれるのか・・・?それに「配慮」を実践する気にならなければ全くこの文書の苦労も水の泡なわけで・・・汗今年こそは理解のある先生が担任になりますように・・・ああ・・・祈らずにはいられない・・・日本中の発達障害の子達が理解のある学校、先生、友達と出会える春である事を心から祈っています・・・みんな、頑張りましょうね♪