特別支援教室

29
Nice!


( 特別支援教室で学ぶ 俺様 =学級ではありません)

特別支援学級に学籍がある まこちゃんですが、いまは いろいろあって「特別支援教室」で学んでいます。
まこちゃんの通う学校は 小中一貫校なので、学校の籍でいうと、小学校1校と中学校1校が合体してできています。
いまは、まだ少し教室にも余裕があるので、特別支援教室は2カ所に設置されています。
1つは 流動型の支援教室で、子どもの支援にも使うけど、研究授業などにも使われています。
もう1つは固定型の支援教室で、固定型のパーテーションで +(十字型)に仕切られていて、最大で4つのグループが使用する事が可能です。

まこちゃんは 特別支援学級に通えない状態なので、支援教室が拠点になっていますが、他の子ども達は普通学級に在籍していて、学習によって 必要な時間だけ 教師・講師の先生に指導を受けています。

生徒は 全ての子どもが支援教室で指導を受けるわけでなく、学級でポイント的に指導を受けていたり、先生が言葉かけの配慮などで支援をしていたり、他の生徒が違う場所で学習をしている時に自分の学級で支援を受けていたりと 支援の方法は 子どもの実態や指導の実態にあわせて考えられています。
子ども達は みなそれぞれ個性的なので、先生方はいろいろと知恵を絞っています。そして、子ども達はコンディションの良いときもあるし、悪いときは指導に従えないときもあるし・・・いろいろです。

支援教室を 講師の先生と大声でおしゃべりして 発散して 遊ぶ時間と勘違いしている?? と思うようなこともあったり・・・いらいらするくらいうるさい時は 同じ教室にいて勉強している子どもも先生も「忍耐」を強いられることになり、つらい時間になることだってあります・・いろいろなタイプの子どもが複数で利用するのは 良い面もあるし、難しさもあります。
支援する先生達も まだ手探り状態なのでしょうけれど・・・支援教室は「学習をする場」なので、心理支援はカウンセリング・ルームなどで〜と 使用する「場」と「対応」を考えることは必要だと感じています。

他の区や学校では スクールカウンセラーがいる部屋を週に1回使う程度で(うちの学校の場合は2日) 他には使っていないこともあるようです(うちの学校の場合は 心理ケアが必要な生徒が 保健室の先生の管理のもとで使っているようです)

子どもの支援には たくさんの人の手が必要です。
S区の場合は 手厚いと思いますが、講師の先生も NPO法人等から派遣されている場所もあるようで、保護者の感じ方や要望もそれぞれに違います。
「マドさん、うちの学校の派遣の先生が・・・で、とても困っているんです」とか「・・・と聞いているからどうにか教育委員会に言ってくれませんか」というお話しもあるのですが、基本的に、教育委員会も学校も当事者の困っている実際の件について検討をしますから、困っている保護者が直接 話をする事が大切だと思うので、現在は 間に入らないことにしています。
〜過去には そういう事もありましたが、中間にはいることで物事が複雑になることもあります・・・。

1つの学級の中に5人〜10人はいるんじゃない? と言われる支援の必要な子ども達。
制度が正式にスタートした 特別支援教育元年です。
それぞれの自治体が それぞれの動きを持っています。自治体によって 支援の方策は様々に違います。
制度がはじまったので、方向性としてどうなの?と言う話はすでに終わっていて、自治体それぞれにどのように方策が実施されているか 支援を受けたい人が自分で確かめ、必要なサービスを「要求していく」ことになるのだと思っています。
他の自治体がこうだから、うちの自治体も「こうすべき!」と断固としていうよりは、他の自治体にこのような良い実践の例がありますが うちの自治体は もっと良い物を創ることができないでしょうか?という提案の方が話を聞いてもらえるように感じます。
話していることは 同じ内容でも、話し方=プレゼンテーションの仕方によって 人は心をひらいてくれるのだと思います。

私の住んでいる自治達の取り組みには 私は関わっていません。
特別支援教育に取り組んでいただきたいと 地域の議員の先生にもお話しを聞いていただいたり、教育長にお話しをしたり、区長に区民意見を出したりしてきたけれど・・・それは制度がスタートする前の話。

特別支援教育を検討しているメンバーの中には まこちゃんが休学したまま卒業をした小学校の担任の先生もいらっしゃるとか・・・6年間いじめを受けて つらかった・・と親子で泣いていた小学校の管理職もいるとか・・・いろいろ うわさを聞いていて・・・うわさを聞く限りでは特別支援教育に私には希望が持てません。(実際にどうかは知らないので・・)
基本的に必要な事がしっかりと尊重される物が創られると良いのですが・・・
「形だけを整えて終わりというものや 基本的な知識の無い制度」では意味がないでしょう・・・そうならないように願いたいですね。
それでも、私達は あと1年と少しの義務教育で卒業をしていきます。もう義務教育とは関わることは・・・高校が義務教育にならない限りはないでしょう(苦笑)

ということで、私の住んでいるエリアも 特別支援教育が理想的に発展するかどうかは不明です。
特別支援教育の検討も 専門家が検討委員会にはいませんでしたし・・・内容も委員名も情報公開されていません。
そして まこちゃんの学校も 今年度で研究校指定が終わりますから、人的な支援は非常に厳しくなり、来年度からの特別支援教育も見通しが厳しくなる かもしれません・・・。

自治体によっても、学校によっても、対応は大きく違う・・・それがいまの特別支援教育。
普通の教育改革で終わらないように願っています〜数年で制度が化石にならないように・・・教育が成長しつづけ、改革が続行していくように願っています。

なんだか、話が長いわりには 一般的な平凡な話で すみません・・・。