養護学校卒業後の進路に障害者職業能力開発校
養護学校高等部になると、卒業後の進路に向けての作業学習が多くなり、一般企業への現場実習も多いですね。
息子は、高等部時代に通算して2ヶ月間は、起業先へ実習に行きました。
高等部3年になると、家から直接職場へ現場実習に行くようになり、夏休みも冬休みも現場実習に行かせてもらい、養護学校時代の実習先企業へ就職しました。
普通の子でも、高校を卒業したら、大学とか専門学校へ進学する子が多いのに、能力的にハンディがある息子は、もっとゆっくり就職しても良いんじゃないかって思ったりしたんですけどね。
養護学校卒業後に一般企業へ就職が決まった子は、息子の学校では1割ほどでしたが、学校側としては障害者職業能力開発校への進学も就職と同じ位置づけで考えているみたいです。
障害者職業能力開発校は国立や県立が有って、ハローワークと連携していて、ハローワークを通して申請するようです。
適性検査や筆記試験、面接試験などがあるようです。就職の意志があれば年齢制限は無いので、新卒者の方が人数割合は少ないみたいです。
訓練費や通校費用が支給されるので、場合によっては就職したときの給料より訓練費の方が多かったなんてことも有るみたいです。
息子の進路も一時は、障害者職業能力開発校で1年間訓練を受けてからにしようかって思っていたんですが、障害者職業能力開発校へ行ったからといって、必ず条件の良いところへ就職できるわけでもないし、養護学校卒業段階で就職できるなら、そっちの方がいいよって先輩お母さんの情報もあったので、就職を選びました。
障害者職業能力開発校は、年齢に関係なく就職の意志があれば入校できるそうだけど、何度でも行けるわけではなく、一生に一度しか利用できないようなので、今の職場で上手くいかず、離職したときの切り札に障害者職業能力開発校をとっておいて良かったかなと思っています。
息子の就職先のは、リネンの会社なんですが、リネン関係は障害者の雇用が多いですね。