のび太は典型的な「積極奇異型」の高機能自閉症であります。
小さいころから、どこでも誰にも愛想良く話しかけ、
(もちろん「積極奇異」らしく自分勝手に・・・汗)
知らない人にもニコニコで寄っていく子供でした。
まるで自分から「さらって行ってもいいよ〜」
って、言ってるかのようでした。
公園に行くと、知らない親子からおやつを頂いたり、
知らない親子と一緒に写真を撮ってたり、
病院に行っても診察室ではパニックでも
待合室では積極的な天使の(親の欲目)のび太は
受付の若いお姉ちゃんにとってもかわいがられるのです。
入学式も心配でした。
前日にパニック予防のため、のび太のためだけに
予行練習をしていただいたので(詳しくはこちら)
式に関しては心配なかったのですが、
親として心配なのは「お友達、できるかな?」です。
ところが、入学式会場に向かうため、並んだとき、
すでにのび太の前に並んでいたTくんとおふざけごっこ。
ホッとしたけど、おいおい緊張感ゼロじゃん!
って別の心配が・・・。
あとからわかったことですが、
入学当初、のび太は校長室に
「校長先生〜〜〜!!!」と言って突然乱入?して、
校長先生と談笑していたこともあったらしい・・・
1年生だから許されることだけどね・・・(冷や汗・・・)
ある日、スーパーで、
「おお!のび太くん!こんにちは!」
と、見知らぬおじさんに声をかけられた。
「あ!こんにちは!」と、のび太。
とっても親しげな、おじさんとのび太。
今のご時世、いろいろあるし、???と思いつつも
会釈して別れた。
私「今のおじさん、誰?」
のび太「サポーターの人」
のび太小学校では、登下校の生徒の安全のために、
のび太小学校サポーターとして
学区内のご隠居している方などにお願いして、
朝の登校時と夕方の下校時に見回ってくださっているのだ。
そのサポーターの方だったのだ!
あわてておじさんを追いかけて、
私「すみません〜失礼しました〜
サポーターの方なんですね。
いつも本当にお世話になってますぅ〜」
おじさん「のび太くん、いつもひとりで登校してるし、
信号のところまでいつも一緒に歩いてるんですよ。
のび太くんの話が面白くて、毎朝、楽しいんですよ〜」
ひぇ〜!そうか〜毎朝、のび太の自分勝手な話に
付き合ってくださってるんだ〜
だから、異様に親しげだったんだ〜
私「わ〜そうなんですか〜ありがとうございます〜
ぜんぜん知らなくて・・・
ありがとうございます!」
おじさん「いえいえ、こちらこそありがとうございます。
昨日は『人間万事塞翁が馬』の語源のお話を
教えてもらってね〜物知りだもんな〜のび太君は・・・」
汗・・・私は変な汗を噴出しながら、恐縮した。
もう、のび太は私の知らないところで、
たくさんの人たちとかかわって、支えられている。
そして、結構、のび太は私の知らないところでも
かわいがられている。
よかった〜・・・
私は小さいころ、人見知りが激しく、
知らない大人と話すなんてありえなかった。
だから、のび太の自由で飾らない振る舞いが
うらやましく思えることがある。
積極奇異型ゆえなのか?元々、持って生まれた性格か?
とにかく、今のままで世間の人に愛されるのび太でいてほしい。
あれ?
のび太・・・?
と、思ったら・・・
向こうの方でウインナーの試食のおばちゃんと
談笑しつつ、ウインナーをほおばる、のび太・・・
いつまでこの人懐こさが世間的に許されるのか、
わからないけどね。
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