今日スーパーに行ったら、のび太くらいの子供たちが
わさわさいた。
名札を見たら、隣の学区の小学校の3年生。
あ〜!そうそう!
のび太もちょっと前に、このスーパーに社会科見学に来たんだ。
私が買い物して帰ろうとしたときに、
その3年生の集団は整列してしゃがんで先生の話を聞いていた。
その中からひとり、立ち上がってもぞもぞして、
走り出した子がいた。
おお?大丈夫かな?
と、見ていると、誰かが追いかけていってその子を捕まえた。
先生かな・・・と思っていたら、
振り返ったその人は、療育で一緒だった子のお母さん。
あ!っと思ったら、目が合ったので会釈した。
就学相談では養護学校を進められたけど、
何とか頑張って、お姉ちゃんと同じ小学校の特学に入ったKくん。
KくんママはKくんの付き添いで来ていたらしい。
このKくんママの壮絶な生き様は
過去記事を見てくださいこちらです。
KくんママはKくんを列に戻し、
私に駆け寄ってきた。
Kくんママ「もう、大変よ〜こうして校外学習のときは、
『お母さんが付き添いで来て下さい』って言われてね、
ま、このとおり、じっとしていられないから仕方ないけど
他の誰もが無関心で、
私とKだけ別の世界にいるみたいで・・・」
それ以外にも、運動会、学芸会などの時も、
そばに親がいてくれないと、責任持てないと言われているらしい。
Kくんママ「学校でも特学にいるときは
落ち着いてるんだけど、
音楽や体育で親学級にいるとき、
教室からふら〜っと出て行っても、
先生も誰も追いかけてくれないし、心配もしてくれないし、
だから学校抜け出しても気づかれないから、
歩道橋の上で近所の人に保護されちゃったりでね。
学校もはっきり言わないけど『迷惑』って感じが
あからさまなんだよね〜」
・・・・・絶句・・・・・
そうかあ・・・
私「特学の子って割とみんなに大事にされている、って
以前、言ってたじゃない?
だから、順調に行ってるかと思ったのに。」
Kくんママ「担任によってぜんぜん対応が違うよ。
今の担任は、『自閉症なんて親の責任』みたいなこと、
いまだに言っちゃうような古い頭だからね・・・」
悲しい。
Kくんママ「養護学校に移ろうか、考えているんだよね〜」
確かに多動もパニックも激しいKくんには、
小学校の刺激は辛いかも。
でも、だからといって、学校を抜け出しても知らん振りの
学校の態度に腹が立つ。
一度引き受けた子供を、
責任もって見てくれないなんて。
のび太小学校にもKくんみたいな子はいるが、
親が校外学習についてくる、学芸会などで親がそばにつく
なんてことはない。
必ず、先生方が走って追いかけている。
学校によってこれほど対応が違うのか?!
私「のび太小学校は多動でも先生がちゃんと見ていてくれるよ。
養護学校に決める前に、いろんな学校、見学してみたら?」
・・・と、しゃべっているうちに、
またKくんが走り出した。
Kくんママ「あ〜!じゃあ、ごめん!またね!」
と、KくんめがけてダッシュするKくんママ。
心の中で「頑張れ〜!!!」と叫んだけど、切なかった。
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