自分を知っているのび太

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Nice!

「テレビ見てるとご飯を食べる気持ちが続かないから
テレビ消そうよ。」

・・・と言われたのは、のび太小1の頃。

そうなんです。

平日の夕食は私とのび太の二人っきりだし、
ちょうどニュースの時間帯だし、
いつもテレビがついていました。

でも、ある日、のび太から切り出された、
あまりにも正しいご意見にその日からテレビを消しての夕食になりました。

しかし、1週間ほど経って気がつくと、
いつの間にかテレビをつけての夕食に戻っていました。

習慣って恐ろしい・・・

のび太は一度にふたつのことはできません。

ドラえもんの本をしまって、ケロロ軍曹の本を持ってくる、とか
歌いながらお風呂を洗う(お風呂掃除はのび太の仕事)、とか
しゃべりながらテーブルを拭く(テーブル拭きはのび太のお仕事)とか、

大抵、大事なことの方がおろそかになってしまいます。

ここですごいのが、のび太本人がそれを自覚しているということ。

「ボクは集中するためには
 ひとつのことだけしか頑張れないんだ」

だから、宿題はリビングでします。

「自分の部屋で宿題してると、マンガとかが気になるから」

「でも、ロック(愛犬)が邪魔して気が散るんじゃない?」

「ロックは大丈夫。いると安心するから。」

3年生になって社会科見学がたびたびある。

町や施設に出かけて、見て、わかった事をその場でメモするらしい。

「見ながら書くって、できないんだよ〜
 歩きながらいろんなものを見て、その場で立ったまま書く、
 なんてさ〜!!
 一度にそんなにいろんなこと、できないよ〜!」

「確かに難しいね〜。
 でも、のび太は見たことは覚えてるから、
 後から書けばいいんじゃないの?」

「面白いことは覚えてるけど、
 見学ってあんまり面白くないから覚えてないんだよね〜
 スーパーに見学に行ったときも、
 ○○君が『そんなのカンケーねぇ!』の真似をしたことしか
 覚えてなかったんだ〜」

そんなのび太。

夕食は空腹も手伝って、だらだらすることなく食べるようになりましたが、
朝食はボ〜っとテレビを見ている。

「のび太!ご飯!」

「あ・・・食べるの忘れてた・・・」

目の前の食事を食べることを忘れる・・・って、
正直、理解できないけど、確かにそうなんだろう。

「やっぱり、テレビとご飯食べるの、
 同時にするのは難しいなあ〜」

・・・・・夕食時はともかく、朝食時のテレビは、
新聞をゆっくり見る暇もない旦那の新聞がわりだし、
正確な時間を知るためにも必須アイテム。

自分を知っているのび太に敬意を表しつつ、
ダメダメ母は、なかなかテレビを消せないでいるのだ。


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