親
~障害の子のいる幸せ・かなしみ~
A5判 167ページ 定価1050円
スローペースで、野沢和弘さんの対談集『親』を読んでいます。
対談のお相手は障害のある子供の親の皆さんです。
いま読んでいるところで、「そうだなぁ」って、とても共感しました。
それは、
「 絶対この子は自分を裏切らない・・・
だから、裏切ることは出来ない。
この信頼に応えないわけにはいかない・・・ 」
というあるお父さんの言葉です。
知的な遅れのある殿だからこそ感じるのかもしれないな、こんな思い。
ぐずったり、泣きわめいたり、そっぽ向いたり、癇癪をおこしたりの殿。
でもどんな時でも、殿は父達を求め、まっすぐに向いている。
「父ちゃん、まかしたよ!」なんて 殿は言葉にして言えない。
たとえ言葉は無くても、それを理屈ではなく、肌で感じる。
親だから、としか言いようがないなぁ・・・
我が子の思いを裏切らず、それに応えようと努力すること。
その一念が殿父を、殿の父として律し、存在させているのかも。
”殿の親”として、自分はどうありたいのか? どう、あるべきか?
そんなことを考えるようになったのも 殿がいたから。
( でも、今の殿父を殿は誉めてくれるだろうか・・・ )
殿に障害が無かったら、どんな父親になっていたのだろう・・・
うーん・・・
11月下旬に、親の話が聞ける講演会が企画されています。
一人は全国区のお母さん。もう一人は地元代表のお母さん。
超 x10 楽しみです!!!!