かーくんの好きな色は「緑」です。
緑のシャツや靴がお気に入り。
何か緑色のものを見つけると、「みどり〜」と言って喜びます。
さらに街中で信号機を指差して「みどり〜」。(あれは「青」信号だということをどうやってかーくんに教えようかただいま思案中)
かーくんが緑を好きなのは、彼が最初に覚えた色が緑だからです。
かーくんが3歳になった昨年秋頃、物の名前や形(三角、丸など)、数字はいろいろと覚えていたのですが、色については全然でした。
赤い積み木をかーくんに見せて、「これは、赤だよ」と言っても、かーくんにとってはそれはあくまで「四角い」「積み木」なのでした。なかなか「色」という概念を理解するのが難しいようでした。
冬になったある日、私が薬局で入浴剤を買ってきて、家のお風呂に入れました。その入浴剤の色が緑。
それまで入浴剤はあまり使ったことが無く、かーくんは色の付いたお湯に興味津々でした。
その様子を見て、私たちは「これは使えるかも…」と思いました。
それからお風呂に入るたびに「これは、みどり。みどりのお風呂」とかーくんに話しかけました。
そのうち緑のお湯を見て「みどり〜」と言い出し、さらには他の緑色のものを指差して「みどり〜」と言うようになりました。
これに気を良くした私たちは、次は黄色、次は青とかーくんに色を覚えさせるために入浴剤を選んで買ってきました。
そうしてかーくんの色のレパートリーは次第に増えていき、そのうち入浴剤に頼らなくても色を覚えられるようになりました。
という訳でかーくん色覚え作戦大成功…だった訳ですが、これにはちょっとした副作用がありました。かーくん、今ではお風呂に入浴剤が入っていないと気が済まない体になってしまっています。