「マラソン」観てガツンときた私

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Nice!

マラソン、ご覧になりましたか?
とてもよかったです。
二宮和也はすごすぎる。演技とは思えません。

知的障害のある自閉症の特徴を、
いくつか象徴的に挿入していましたね。
こういう番組を作ってくれたことに感謝します。
ここはちょっと・・・とかっていう細かいことはどうでもいいんです。

子供の頃の、シュークリームで釣りながら山歩きをさせるところ。
電車が来なくて母の腕を噛むところ。
虹のことをずっと覚えているところ。
母親の必死さ。
まさに私達の日常です。

自閉症児の母の視点で見ると、
自分がどんなに頼られているのか
改めてガツンと思い知らされました。

最後にお腹が痛くて倒れこんだ時、
子供の頃、山を登りきって、お母さんが
「頑張ったね。家に帰ろうね。」と笑顔で差し出した手を思い出して
自分も手を伸ばす場面。
数ある自閉症ドラマの中で、自閉症の人の目から見た場面は
初めてではないでしょうか?

前に本で読んだことに、次のような内容の文がありました。

「自閉症の子供は、とても混乱して、分かりにくい、不安な世界に住んでいる。
その中でお母さんが、一番の頼みの綱。
お母さんの声はよく聞こえるし、いつもいつも助けてくれる。

そのお母さんが、たまに急にわけがわからなくなる。
何か大きな声で叫んだり、泣いたり、とても怖い。」 

そしてその怖い場面をいつまでも覚えている子達。

そんな事態になりそうな時は、さっきの母を想うシーンを見て、
またガツンとやられようかな、と思います。

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