パニックを考える(5)

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Nice!

パニックを「抑える」という対応が「学習性無力感」につながり、望ましくない可能性がある、という前回の話題の続きです。実は、このような、子どもをパニックが起こるようなストレスのかかった状態におき、かつ、パニックを起こしてもそこから逃げられない、という経験を繰り返すことで「無力感」を学習させ、パニック傾向を弱めるという仕組みが応用されているのではないか、と私が考える療育法があります。それが、「抱っこ法」です。