下の子と一緒になってキックボードに乗っている。歩道で乗れるので安全に思えるが、車輪が小さいので小さな凹凸でも引っかかってしまい、気を抜いていると前につんのめってしまう。昨日は見事に転んでしまった。
目の前の風景が一瞬にして変わるような転び方をしたのは本当に久しぶりだった。気が付けば、手をついた直後にあごまで地面をこすっていたのだから、随分と派手に転んだのだろう。一番強く打った膝は青あざになっていた。
いつもは注意を行き届かせて乗っているのにぼーっとしてしまっていたのは訳がある。下の子の学校の、ある先生ととのトラブルで、電話で言い合いをした直後だったのだ。
言い争いというのはヒート・アップすればする程その核心から遠ざかっていってしまい、伝えれば良い事以外の感情が沸き上がってきてしまう。打ちのめしてやろうとか、辛い目に遭わせてやろうといったこの余計な感情が、怒りを無駄に長引かせることにもなり、その結果が昨日の怪我だろう。
Greedyは欲張りという意味なのだが、英語にすると響きが良くて、言い易い。僕はこのGreedy をGreedy Boy(欲張り坊や)として子供に対する嫌がらせの言葉として良く使っていた。
強欲で、心汚いイメージがぴったりくるサウンドが嫌がらせにはぴったりだ。だから、子供にも伝わり易いのだろう。ベンも下の子もこれを言われるのが嫌で仕方が無い。
Greediness, Greediest,変化させて応用も利かせて、歌まで作って歌っていたのだが、振り返ればまさに自分が一番グリーディーだったのに気付かされた。