小規模な職場とうつ

35
Nice!

私が働いている会社は、とても小規模だ。
だから一人一人にかかる責任が、とても重い。

うつっぽくなっても、休んだら代わりはいないのだ。
だから頑張って行くしかない。
うつを持つ身には、とてもしんどい面がある。

考えてみたところ、仕事内容には不満はそんなにないような気がする。
きついけどやりがいはあるし、合っている方だと思うし、続けることで将来的にはもっとお金になる仕事をできるようになれる可能性があると思っている。

しんどいときには、上司は相談事にのってくれるし、アスペルガー症候群故の気のきかなさや打たれ弱さに対しても、いろいろ気遣ってくれる。
体調管理についてのアドバイスもいただける。
病院に通うために、週四日勤務にしていただいている。
残業もそんなにない。
環境的には、恵まれている方だと思う。

しかしその分、見返りを求められる。
上司は信じてくれる人で、それはとても嬉しい。
けど、期待されるのは、しんどい面がある。

うつを持つ身には、小規模な職場は向いていない面があるのではと、思い始めているところだ。

障害者手帳を取ったことだし、障害者枠でもっと気楽にできる仕事をして、うつっぽさをなくしたいと思い始める自分がいる。
障害者枠で採用している会社は、大規模なところが多いので、もし私がしんどくなって休んでも、いくらでも替えがきくので、そんなに迷惑がかからないのではないかと思うのだ。

夢なのかな。

当初は仕事にやりがいを求めていたけれど、その分責任も重い。
うつっぽい状況と闘うような、今の状況を、本当に私は望んでいるのだろうか。
今、分からなくなっている。

責任が比較的軽くてやりがいのない仕事の方が向いているのでは、と思うこともある。
でも責任が比較的軽くてやりがいのない仕事というのは、一般事務が多いと思うので、あまりAS向きのものはないような気がするけれど。
実際、以前の職場は一般事務だったが、やりがいがなさすぎてうつになった。

ジレンマ。

何が向いているかというのは、入ってからでないと分からない面があるので困る。

一つ言えるのは、小規模な職場を選ぶ場合には、責任の重さを背負う覚悟が必要だということだ。
アスペルガー症候群で二次障害を持つ場合、よくよく考えた方がよい。
状態を偽って就職活動をすると、就職できたとしても、入ってから苦労をする。
私はその点の見通しが、甘かったと思う。

悩みは悩みとして、とりあえずしばらくは今の仕事を続けることになるのだから、最善を尽くすために、体調を整えるための対策を取ろうとは思っている。
具体的に言うと、ジムを始めようかと思っているところ。
「通おう!」という強いエネルギーはないけれど、身体を動かした方がかえってよいかもしれないし、やらないで後悔よりはやって後悔だと思う。