のび太は一人っ子。
「弟が欲しい」なんて言われたこともあったし、
私も子供は3人欲しいな〜・・・なんて思っていたのだけれど、
私にはのび太しか授からなかった。
放課後、友達と遊ぶこともないのび太。
それはそれで、自分のやりたいことがたくさんあるのび太は、
充実した時間かも知れないけど、
でも、やっぱり「せめて兄弟がいれば・・・」って
思うことがある。
去年、犬嫌いの私がいるのに、無謀にもビーグル犬ロックを飼い始めた。
のび太にとって、きっといい弟になってくれると思った。
しかし、予測のつかない事が苦手なのび太にとって、
子犬なんてもっとも予測のつかない生き物と、
仲良く・・・なんて、無理だった。
ロックをかわいがる私たちにヤキモチを焼く、
ロックがのび太に寄っていっても嫌がる、
私の目の届かないところでいじめる・・・
・・・そうだろう。
仕方がない。
でも、きっと、いつかロックはのび太の一番の心の支えになってくれる・・・
そう、信じて、気長に過ごしていた。
しかし、変化は突然だった。
「僕さ〜ロックがお家にいる、って思うと、
走って学校から帰って来ちゃうんだよ〜」
5月頃から、のび太の気持ちに変化があったようだ。
新学期になり、学校で急にお腹が痛くなり、
保健室へ行くようになり、でも10分でよくなる・・・
なんてことを繰り返していた頃だ。
きっと、何かのび太の中であったに違いないが、
何も語らないのび太。
そのころから、のび太の気持ちはロックに急接近。
先日も、下校途中に「のび子ちゃん」と、
女の子の名前でからかわれ、泣きながら帰ってきたときも、
(詳しくはこちらを見てね→ )
「ロックがお家にいるって思うと、
イヤなことがあってもホッとするんだ〜」
と、言ったり、
数日前、担任からの言葉に傷ついたらしいときも
(詳しくはこちらを見てね→ )
「ロックと遊ぶから、もうその話はしないで」
おまけに下校途中、「ワンワンワンワン」と言いながら
帰るのび太の
「犬語で『ロック、ただいま〜』って言いながら
帰ってきたの、わかった?」
今朝もロックに
「よし!今日も頑張って来るね〜」
と、言って出かけたのび太。
この前は、ロックに小声で
「ずーっと一緒にいようね、ロック。
僕たち、親友なんだよね。
大好きだよ〜ロックぅ〜」
と、話しかけていたのび太。
よかったよ〜
のび太にとっては、ロックが心の支えなんだね。
それはきっと、お父さんがのび太のために、お仕事をがんばれるのと同じこと。
お母さんが、嫌いなお料理も、のび太のためにがんばれるのと同じこと、
お母さんが大好きなお仕事を、のび太のためなら辞める!
と決意した気持ちと同じこと。
いまはまだ、ロックにとってのび太は自分勝手でウザイヤツ、
って感じみたいだけど、
きっと、のび太もロックの気持ちもわかるようになるはず・・・
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